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ac100v 2022年03月07日作成 © CC BY 4+
製作品 製作品 Lチカ Lチカ 閲覧数 5430
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ダイソーのミラーデジタル時計のスヌーズボタンを光らせる

ダイソーのミラーデジタル時計のスヌーズボタンを光らせる

ダイソーのミラーデジタル時計について

目覚まし時計が欲しくなったので、近所の100均で買ってきました。結構話題になっている商品らしいです。製品写真や詳しいレビューは他のサイトをご覧ください。

簡単に商品紹介します。

  • 500円。ダイソー基準では高額商品だけど、この価格で売れるのはすごい。
  • よその通販サイトでも瓜二つの商品が扱われており、入手性は良いです。が、ダイソーから買うのがいろんな意味でベストです。
  • 前面がミラーになっていてかっこいい [1]
  • シンプルな外観で、LEDで文字が光る以上の主張はしてこない。ボタン類も目立たない。
  • スヌーズ機能付きのアラーム。平日だけアラームを鳴らすモードもあり。
  • 温度計付き。目覚まし時計として使いたい自分にとっては蛇足機能。
  • 単4電池×3またはUSB電源で動作。ただしLEDが電流を食うので事実上USB接続は必須で、停電時のバックアップ用に電池も必要。

欠点: スヌーズボタン押し間違え事故が起こりやすい

この時計、スヌーズボタンは本体上面中央にあります。スヌーズボタンの両脇には別の操作ボタンが計4個あります。ここからが問題ですが、どれを押してもアラームは止まります。そして、スヌーズが機能するのはスヌーズボタンを押したときだけです。もし寝ぼけて間違ったボタンでアラームを止めて二度寝してしまったら?

解決法: ボタンを光らせればよい

人間にはボタンが光ったら押したくなる習性がある [2] のを利用して、アラームと連動してスヌーズボタンを点滅させるように改造しました。光ったボタンを本能的に押している限りは、二度寝しても安全です。

本体を分解する

前面のミラーになっている面は糊でついているので力尽くで剥がすと前面のカバーが現れます。上下4カ所の爪を外すと基板と対面できます。部品としてはこれだけ。

ちなみに、文字盤で「PM」や「AL」とドットマトリクスぽく表示されますが、ミラーの裏側にそういうパターンが描かれていて、それを1個のLEDで照らしているだけです。

スヌーズボタンに透明な窓を付ける

白いスヌーズボタンの裏からLEDを照らしてみましたが光は通らなかったので、ボタンの真ん中に穴を開けました。開けっぱなしでも別に困らないのですがレジンでふさいで見た目を良くしました。上面をテープでふさいでから上下逆にしてレジンを流し込むとフラットな仕上がりになっていい感じです。
と思っていたのですが、操作ミスを防ぐ意味ではフラットではなく起伏が付く加工をしたほうがよかったことに後で気付きました。

ボタン加工後のケース上面

ブザーと並列にLEDを配線する

回路がどうなっているかは詳しく調べないと分かりませんが、ブザーに電圧をかけて音を鳴らしているのは確実で、十分な電圧と電流があれば、これを拝借してLEDに流し込むと、音が鳴っているときだけLEDが光るはずです。

アラームを鳴らしながらブザーの両端子をオシロで測定して極性を調べ、赤色LEDをつないだところ、もくろみ通りLEDが点灯しました。LEDを接続してもブザーも鳴ります。自分の場合は電流制限抵抗無しでほどよく光りましたが、他の機種でやる場合は考慮したほうがよいでしょう。

ブザー端子を測定してLEDの極性を決定

最後にLEDがスヌーズボタンの真下になるようにテープで止めて、ケースを組み立てて完成です。
基板裏面にLEDを固定

感想

最終的にはLEDを1個付けただけなのだけど、これでいけると判断するまでの下調べが楽しい改造でした。

リンク



  1. 周りが映り込んで困るので、現時点では保護フィルムを剥がさず使ってます ↩︎

  2. インチキなので信じないでね ↩︎

2
  • ac100v さんが 2022/03/07 に 編集 をしました。 (メッセージ: 初版)
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