S1TA が 2024年11月05日14時30分07秒 に編集
コメント無し
本文の変更
0.はじめに はじめまして、Unity/XRエンジニアの高原と申します。 普段はUnityを使ってXR系のアプリ開発をしています。(最近はAppleVisionProで色々やってます。) 普段ハードウェア系の開発には携わっていないのですが、今回弊社でSPRESENSE™ 活用コンテストに参加するというお話を伺ったため、 Unity/XRエンジニアとしてコンテンツ開発に協力することになりました。 本記事ではコンテストに応募するために制作した「空間監視カメラ」について解説をしていこうと思います。 1.空間監視カメラとは?
空間監視カメラはSPRESENSE(Spresense HDRカメラボード)を活用し、通常は2Dでしか見られない監視カメラの映像を疑似的なボリュメトリック映像として再構築し、3D空間内の情報として確認することができる監視カメラVRビューワーアプリです。(Quest3を利用したPCVRアプリ) 通常の監視カメラではカメラのある地点からの映像しか確認することができませんが、空間監視カメラは物理的なカメラの設置場所に関係なく、3D空間内の自由な視点から監視が可能となります。 仕組みとしては、まず監視対象となる空間をあらかじめ3Dスキャンして3Dモデルを作成します。 そしてSpresense HDRカメラボードのリアルタイムの監視映像から動体を検出し、3D空間上に反映します。 この時、動体の深度情報も計測することで3D空間内の適切な位置に配置することが可能となります。VRアプリとしているため、ユーザーは任意の視点から空間を自由に確認することが可能です。 Todo:処理の流れの画像添付 また、Spresense HDRカメラボードの高精度なカメラ機能により暗所でも動体の監視が可能です。