shapoco が 2024年12月30日21時20分05秒 に編集
コメント無し
メイン画像の変更
本文の変更
# 簡易静電気メーター
本記事は下記へ移転しました。
:pencil: 2023/2/13 : SMD版回路図の VR1 と VR2 の定数が逆だったのを修正しました。 ## 概要 静電気の極性とレベルを正負それぞれ5段階で表示できる簡易式の静電気メーターです。 秋月にあるディスクリート部品だけで作ることができ、静電気の実験や教育に使うことができます。 ## 回路 スルーホール版と表面実装版をそれぞれ作ってみました。動作原理はどちらも同じです。 1. アンテナが帯電することで MOS-FET のゲートに電荷が流入し、ドレイン-ソース間が導通する。 2. 直列接続されたダイオードの順方向電圧降下により、耐電のレベルに応じてトランジスタがオンになり、LED が光る。 重要なのは MOS-FET の選定で、ゲート漏れ電流が十分小さく、ゲートON電圧などの特性が近いペアを使用する必要があります。漏れ電流が大きいものを使用すると表示が不安定になったり、感度が弱くなったりします。 ### スルーホール版  ### SMD版  ## 作例 SMD版はアンテナが裸の銅板になってますが、丸い形状の導体を使用し表面を絶縁した方がいいと思います。  ## 使い方 ### 調整 1. リセットスイッチを押したまま以下の操作を行う 2. 感度を最大にする 3. 正負のバランスを合わせる 4. 両方が消えるか消えないかくらいまで感度を下げる 5. リセットスイッチを離す ### 測定 帯電した物体にアンテナを近づけます。 :warning: アンテナを物体に直接当てないでください。MOS-FET が壊れる可能性があります。 ## 動作の様子 ウィムズハースト起電機の近くに置いて動かした様子です。 @[youtube](https://www.youtube.com/watch?v=ZZIkuuMb_II)
[簡易静電気メーター | シャポログ](https://blog.shapoco.net/2023/0223-electrostatic-meter/)