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rily が 2026年03月11日03時58分55秒 に編集

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アナログ回路を作っているときに、あると便利なICの一つを紹介します。 シャントレギュレータTL431

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>![TL431](https://camo.elchika.com/db6820e7bc457815bd15c13f7af8181f69dee90a/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f64653066313530302d306261392d343561332d623832622d376537393534626564646234/) https://akizukidenshi.com/img/goods/3/112018.jpg こんなトランジスタみたいな三本の足だけ生えたICですが色んな使い方が出来ます。 >![等価回路](https://camo.elchika.com/896f3b33c9c2bd9f27c5fa8790b3558c1d96928e/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f30653439383838362d396636612d346439662d623432652d653062376133623032396530/) https://www.ti.com/jp/lit/ds/symlink/tl431.pdf 簡単な等価回路はこんな感じになっており、内部にオペアンプや基準電圧Vrefが内蔵されています。ちなみにVrefは2.5Vです。REF端子はオペアンプの入力に繋がっています。 つまり2.5Vを基準に様々な電圧を生成したり比較することができるICです。そして端子数が少ないので、オペアンプのように8足分配線するような苦労を減らすことができます。

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仕様 -

>![基準電圧](https://camo.elchika.com/e31d9d1f2274de59c3e2ac4603bc7770bb785e5f/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f65313130643135372d366166662d346539322d613637302d393239323733656532613265/) >![定格仕様](https://camo.elchika.com/503689ad61389830eba598f547c58d9e41ee674a/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f34643533313536332d316636322d343534612d396365632d373962326634396437363731/) https://www.ti.com/jp/lit/ds/symlink/tl431.pdf 基準電圧Vrefがおおよそ2.5[V]です。カソードアノード間電圧Vkaは最低2.5~最大36[V]まで、またカソードアノード間電流Ikaは最低1~最大100[mA]まで流せます。この範囲内で使用しないといけません。またこのICの損失はVka*Ikaですね。VkaとIkaが大きいほど発熱しますのでご注意ください。基本的にIkaは5[mA]以下がいいかもしれません。

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ここでは色々な使い方を紹介しておきます。ちなみに発振する可能性があるので位相補償は各自してください。

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動作 - ![試験回路](https://camo.elchika.com/754704f75197f3a69213b119e5fe818b2e57b9e4/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f37613065653235612d326361362d346365362d396163302d326161393361316566653334/) こんな感じで12[V]の電源を用意し、REF端子には0~5[V]まで振れる信号を入力しました。 ![出力波形](https://camo.elchika.com/ea46a5220c1b29e3f466eab9b19ab78b9b52f751/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f61616439623133372d666132362d343732312d393138662d306131346563363239343663/) REF端子に入力された信号Vrefが2.5[V]を超えると、TL431がオンしR1に電流が流れているのがわかります。 このときVkaは0になってますが、正式には2.5[V]になります。SPICEモデルが不正確なので気にしないでください。つまりオンしたときのVkaは2.5[V]まで下がります。 ということでREF端子の電圧が2.5Vになるとオンすることがわかりました。コンパレータのような動作をしていますね。 ここでは色々な使い方を紹介しておきます。発振する可能性があるので位相補償は各自お願いします。

回路例 =

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コンパレータ - ![回路図](https://camo.elchika.com/61559c4211d403a3bb2b02363ccd710b64dfb9b0/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f61316630313331392d643263632d346461302d386138642d313665656135353035363233/) ![出力](https://camo.elchika.com/b7b2ec36453fc573e0662cec168efa6ab4e0b93c/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f37333766613035342d623964622d346432382d383362642d633030303164303930303330/) さっきのコンパレータを応用します。 信号電圧Vsigが一定電圧を超えると、カソードの電圧が2.5Vまで下がってR3とカソードアノードに電流が流れます。この原理はスイッチング電源のエラーアンプとしてめちゃくちゃ使われています。(私が作ったコンバータもそうです) REFの電圧が2.5[V]になればTL431がオンするので、分圧前のオン電圧Vsig(on)との方程式を組み $${\frac{R_1V_{sig(on)}}{R_1+R_2}=2.5}$$ つまり、信号電圧Vsigがある電圧を超えたときに電流が流れ出す電圧Vonは $${V_{sig(on)}=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ 非反転増幅回路の式になっちゃいましたね。Vsigがこの電圧を超えるとR3に電流が流れます。 サージ電圧検出回路 - ![回路図](https://camo.elchika.com/7b44ea72d2451e8806667cfeb2112c75e1a04fb7/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f61646236353933302d656430352d346634382d616639372d653632333237623138313161/) ![出力](https://camo.elchika.com/54e4783909e48bb2e6c8b6f29f72aa454576417b/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f38646231366663392d346466352d346462352d393039632d353130646333303765393835/) ちょっとわかりにくいですけど、Vsigがある電圧を超えるとVsgの電圧が12[V]まで上昇してるのがわかります。 このときの信号電圧Vonは、同じく $${V_{sig(on)}=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ となりますね。 フォトカプラを使って絶縁することもできます。

(可変)基準電圧 - ![回路図](https://camo.elchika.com/698dec54ab622d2f9c46baca0390c688a5935d81/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f30303566373639652d646166362d346363302d383265322d366337343636653133623961/) ![出力](https://camo.elchika.com/113df05702c53404be401f846f21763e9dd90c29/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f66633035643233622d643062342d346165302d393533332d616364636332636164376265/) 抵抗三本で自由な電源電圧から、一定の電圧となる基準電圧Vthが生成できる回路です。2.5V以上のあれば好きな基準電圧を作れます。

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Vthは、非反転増幅回路の式を用いて

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Vthは、さっきの非反転増幅回路の式を用いて

$${V_{th}=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ となります。 (可変)リニアレギュレータ・安定化電源 - ![回路図](https://camo.elchika.com/9af1994f7bd41936898c6bf97aba5998c53aa538/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f30303332353332612d646435382d343362302d623466382d313239313531326164303865/) ![出力](https://camo.elchika.com/091adefe12461afa0531b78f2d0fa380134fa103/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f34663362376639342d666135612d346566642d623165332d663466623663356537313462/) さっきの応用して、トランジスタを追加してさらに電流を流せるようにしたものです。 めっちゃシンプルだけどカスタマイズし放題なリニアレギュレータが作れちゃいます。 出力電圧Voutは $${Vout=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ ですね。そしてQ1を大きくしたりダーリントンにすれば大電流に対応できます。またR1やR2を可変抵抗にすれば可変電源も作れますね。 (可変)定電流回路 - ![回路図](https://camo.elchika.com/ae3a4883404e113237b3cf504ee44411facf3722/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f62396364333737312d323965302d343662372d623165652d306161626361643562656132/) ![出力](https://camo.elchika.com/3f5e36ccdde2c4840674a451cfb1c560293fa6dd/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f65366638373263612d366631392d343562372d393535632d333166303738633834636664/) これもさっきのを応用したものです。Rloadの抵抗値などや電源電圧に関わらず一定の電流を流し続けます。Rloadに流れる電流IRは $${I_R=\frac{2.5}{R_4}(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ です。 もちろんR1やR2を可変抵抗にすると可変定電流回路にすることができます。

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コンパレータ - ![回路図](https://camo.elchika.com/61559c4211d403a3bb2b02363ccd710b64dfb9b0/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f61316630313331392d643263632d346461302d386138642d313665656135353035363233/) ![出力](https://camo.elchika.com/b7b2ec36453fc573e0662cec168efa6ab4e0b93c/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f37333766613035342d623964622d346432382d383362642d633030303164303930303330/) 中身はオペアンプなのでもちろんコンパレータとしても使えます。 信号電圧Vsigが一定電圧を超えると、カソードの電圧が2.5Vまで下がってR3とカソードアノードに電流が流れます。この原理はスイッチング電源のエラーアンプとしてめちゃくちゃ使われています。(私が作ったコンバータもそうです) 信号電圧Vsigがある電圧を超えたときに電流が流れ出す電圧Vonは $${V_{on}=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ さっきと同じですね。この電圧を超えるとR3に電流が流れます。

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サージ電圧検出回路 - ![回路図](https://camo.elchika.com/7b44ea72d2451e8806667cfeb2112c75e1a04fb7/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f61646236353933302d656430352d346634382d616639372d653632333237623138313161/) ![出力](https://camo.elchika.com/54e4783909e48bb2e6c8b6f29f72aa454576417b/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f38646231366663392d346466352d346462352d393039632d353130646333303765393835/) ちょっとわかりにくいですけど、Vsigがある電圧を超えるとVsgの電圧が12[V]まで上昇してるのがわかります。 このときの信号電圧Vonは、同じく $${V_{on}=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ となりますね。 フォトカプラを使って絶縁することもできます。