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rily が 2026年03月10日23時59分04秒 に編集

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基準電圧とオペアンプが一緒に入って3端子しかないTL431は結構万能

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基準電圧

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TL431

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オペアンプ

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コンパレータ

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シャントレギュレータ

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セットアップや使用方法

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アナログ回路を作っているときに、あると便利なICの一つを紹介します。 シャントレギュレータTL431 - >![TL431](https://camo.elchika.com/db6820e7bc457815bd15c13f7af8181f69dee90a/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f64653066313530302d306261392d343561332d623832622d376537393534626564646234/) https://akizukidenshi.com/img/goods/3/112018.jpg こんなトランジスタみたいな三本の足だけ生えたICですが色んな使い方が出来ます。 >![等価回路](https://camo.elchika.com/896f3b33c9c2bd9f27c5fa8790b3558c1d96928e/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f30653439383838362d396636612d346439662d623432652d653062376133623032396530/) https://www.ti.com/jp/lit/ds/symlink/tl431.pdf 簡単な等価回路はこんな感じになっており、内部にオペアンプや基準電圧Vrefが内蔵されています。ちなみにVrefは2.5Vです。REF端子はオペアンプの入力に繋がっています。 つまり2.5Vを基準に様々な電圧を生成したり比較することができる便利なICです。そして端子数が少ないのでオペアンプのように8足分配線するような苦労を減らすことができます。ここで色々な使い方を紹介しておきます。ちなみに発振する可能性があるので位相補償は各自してください。 回路例 = (可変)基準電圧 - ![回路図](https://camo.elchika.com/698dec54ab622d2f9c46baca0390c688a5935d81/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f30303566373639652d646166362d346363302d383265322d366337343636653133623961/) ![出力](https://camo.elchika.com/113df05702c53404be401f846f21763e9dd90c29/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f66633035643233622d643062342d346165302d393533332d616364636332636164376265/) 抵抗三本で自由な電源電圧から、一定の電圧となる基準電圧Vthが生成できる回路です。2.5V以上のあれば好きな基準電圧を作れます。 Vthは、非反転増幅回路の式を用いて $${V_{th}=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ となります。 (可変)リニアレギュレータ・安定化電源 - ![回路図](https://camo.elchika.com/9af1994f7bd41936898c6bf97aba5998c53aa538/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f30303332353332612d646435382d343362302d623466382d313239313531326164303865/) ![出力](https://camo.elchika.com/091adefe12461afa0531b78f2d0fa380134fa103/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f34663362376639342d666135612d346566642d623165332d663466623663356537313462/) さっきの応用して、トランジスタを追加してさらに電流を流せるようにしたものです。 めっちゃシンプルだけどカスタマイズし放題なリニアレギュレータが作れちゃいます。 出力電圧Voutは $${Vout=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ ですね。そしてQ1を大きくしたりダーリントンにすれば大電流に対応できます。またR1やR2を可変抵抗にすれば可変電源も作れますね。 (可変)定電流回路 - ![回路図](https://camo.elchika.com/ae3a4883404e113237b3cf504ee44411facf3722/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f62396364333737312d323965302d343662372d623165652d306161626361643562656132/) ![出力](https://camo.elchika.com/3f5e36ccdde2c4840674a451cfb1c560293fa6dd/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f65366638373263612d366631392d343562372d393535632d333166303738633834636664/) これもさっきのを応用したものです。Rloadの抵抗値などや電源電圧に関わらず一定の電流を流し続けます。Rloadに流れる電流IRは $${I_R=\frac{2.5}{R_4}(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ です。 もちろんR1やR2を可変抵抗にすると可変定電流回路にすることができます。 コンパレータ - ![回路図](https://camo.elchika.com/61559c4211d403a3bb2b02363ccd710b64dfb9b0/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f61316630313331392d643263632d346461302d386138642d313665656135353035363233/) ![出力](https://camo.elchika.com/b7b2ec36453fc573e0662cec168efa6ab4e0b93c/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f37333766613035342d623964622d346432382d383362642d633030303164303930303330/) 中身はオペアンプなのでもちろんコンパレータとしても使えます。 信号電圧Vsigが一定電圧を超えると、カソードの電圧が2.5Vまで下がってR3とカソードアノードに電流が流れます。この原理はスイッチング電源のエラーアンプとしてめちゃくちゃ使われています。(私が作ったコンバータもそうです) 信号電圧Vsigがある電圧を超えたときに電流が流れ出す電圧Vonは $${V_{on}=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ さっきと同じですね。この電圧を超えるとR3に電流が流れます。 サージ電圧検出回路 - ![回路図](https://camo.elchika.com/7b44ea72d2451e8806667cfeb2112c75e1a04fb7/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f61646236353933302d656430352d346634382d616639372d653632333237623138313161/) ![出力](https://camo.elchika.com/54e4783909e48bb2e6c8b6f29f72aa454576417b/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f30623534623438322d646237382d346232382d386239642d6535323233303737643033612f38646231366663392d346466352d346462352d393039632d353130646333303765393835/) ちょっとわかりにくいですけど、Vsigがある電圧を超えるとVsgの電圧が12[V]まで上昇してるのがわかります。 このときの信号電圧Vonは、同じく $${V_{on}=2.5(1+\frac{R_2}{R_1})}$$ となりますね。 フォトカプラを使って絶縁することもできます。