初版

Raspberry Pi Pico Wでパワポリモコン

セットアップや使用方法

(MIT) The MIT License

# Raspberry Pi Pico W国内販売開始 この時を待っていました。 2023年3月27日、技適マークのついたRaspberry Pi Pico Wの販売が開始されました。これは、Raspberry Pi PicoにWiFiとBluetoothが使えるチップを搭載したものです。海外で販売された当初は、SDKにBluetooth用ライブラリが無くてWiFiのみのサポートでした。しかし、2月にベータ版ではあるものの、SDKにBluetoothライブラリが追加されました。 arduino IDEから使うためのボードパッケージにも、arduino標準のクラスから派生したクラスで使えるようになっているので、簡単にBluetoothキーボードやBluetoothマウスが作成できます。 私は、web技術(HTMLとかHTTPとか)？に疎いので、Bluetooth対応を心待ちにしていました。 早速、パワポリモコンを作ってみようと思います。 # パワポリモコン サンプルをちょこっと変えるだけです。 使用するサンプルは「BTKeyboardPassword」です。「ファイル→スケッチ例→KeyboardBT」にあります。これの、30行目を下記のコードに変更します。 ```arduino KeyboardBT.write(KEY_RIGHT_ARROW); ``` `KEY_RIGHT_ARROW`は右矢印キーのことです。文字のキーを使いたい場合は`write('a')`と書けますが、特殊なキーは標準で定義されている定数を渡します。定数とキーの対応表は以下のリンクから確認できます。 https://www.arduino.cc/reference/en/language/functions/usb/keyboard/keyboardmodifiers/ このスケッチを書き込んで、ペアリングして、BOOTSELボタンを押せば、パワポのスライドを次に送ることができます。やったぜ！！ ## 書き込み時の注意 Bluetoothを使う場合は、ツール→IP/Bluetooth StackからBluetoothが含まれている項目を選択する必要があります。