610t が 2024年12月11日11時35分24秒 に編集
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ScratchSENSE: SPRESENSEでScratchを使ってみよう!!
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Scratch
SPRESENSE
加速度センサー
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(MIT) The MIT License
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# はじめに # 登場人物 ## Scratch [Scratch](https://scratch.mit.edu/)は、MITのメディアラボで開発されているブロックプログラミング環境です。 子供たちなどのプログラミング初心者が簡単にプログラミングできるようになっています。 ![Scratch](https://camo.elchika.com/1b995c878e98511c0057e9684a0a5e3d156ef9d2/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f32633361343463322d626630612d343637382d626265332d3736393635396530393637322f35326233356130622d323136342d343965392d386438302d303865316364383964346531/) Scratchの中でも、[Stretch3(ストレッチスリー)](https://stretch3.github.io/)というサーバーは公式の拡張機能として提供されていない拡張機能が提供されており、楽しく利用することができます。 ### Microbit More [Microbit More](https://microbit-more.github.io/)は、Scratchからmicro:bitの全ての機能を利用できるようにした拡張機能です。 Stretch3サーバーや[xcratch](https://xcratch.github.io/index-ja.html)サーバーで利用することができます。 ## SPRESENSE [SPRESENSE](https://developer.sony.com/ja/spresense)は、Sonyの開発した高性能のマイコンボードです。 メインボード単体で、GPS情報が取得できたり、高性能の音の入出力、AI機能など色々なことができるようになっています。 マルチコアも利用可能で、全部で6つのコアを利用して、高い性能が求められる構成を取ることが可能です。 今回は、GPSによる情報と、LEDの点滅をScratchとやり取りする構成を取りました。 これで、Scratchから位置情報を使ったり、ScratchからSPRESENSEのLEDを点滅できるようになりました。 # システム構成 ![システム構成](https://camo.elchika.com/50e0d2e28b4263c8134d944a5fde1ce6e959ff52/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f32633361343463322d626630612d343637382d626265332d3736393635396530393637322f37326265323234352d366230612d343038662d613838312d613665336635353762656638/) このシステムでは、SPRESENSEはM5Stack Core2とシリアル経由で接続され、GPSやLEDのオンオフ状態をやり取りします。 M5Stack Core2とScratchは、Microbit Moreを使ってBluetooth経由で情報のやり取りを行います。 SPRESENSEから得たGPSやLEDの情報は、M5Stack Core2経由でScratchに送られます。 利用モジュールは以下のとおりです。 |名称|用途| |---|---| |[SPRESENSEメインボード](https://developer.sony.com/ja/spresense#spresense-key-features)|メイン処理用(GPS情報取得、LED点滅)| |[SPRESENSE用 BLEベースボード](https://www.switch-science.com/products/6334)|Bluetooth Low Energy対応| |[M5Stack Core2](https://www.switch-science.com/products/9349)|Scratchとの通信用| |[M5Stack用6軸IMUユニット](https://www.switch-science.com/products/6623)|加速度取得用| # ソースコード https://github.com/610t/ScratchSENSE でソースコードを公開しています。 # デモ # おわりに SPRESENSEのGPS機能やLED機能をScratchから利用可能にすることができました。 これで、Scratch上でGPSトラッカーを作ったり、地図情報([GEO Scratch](https://github.com/geolonia/x-geo-scratch))と組み合わせて様々なアプリケーションを作成できるようになりました。 何を作るかは、あなたの好奇心次第。 **Let's enjoy your SPRESENSE life with Scratch!!**