keitanak が 2023年09月17日21時58分21秒 に編集
コメント無し
本文の変更
当初、デジタルマルチメータIC(ICL7139)とラズパイの接続を試みていたのですが、結果的にあまりニーズがないことや、7セグメントの逆デコードは空しいこともあって、卓上で利用できるテスタ製作に方向転換しました。 基本機能はICL7139 + LCDで賄えるのですが、モード切替の部分をボタン一つで切り替えできるようにPICを使ってコントロールする構成にしました。プッシュボタンを押すことで、 DC V/AC V/Hi Ω/Lo Ω/A (mAとμAはスイッチ切り替え) と順番に切り替わります。 電池駆動ということもあり、機械的スイッチはラッチングリレーを利用して、消費電力を抑えた設計です。 PICはピン数的には8ピンのPICで十分だったので、手持ちのPIC12F1840を利用しました。 基本構成はこちらのようになります。  回路図、BOMとMPALB X IDEのプロジェクト一式は[こちら](https://github.com/keitanak/ICL7139DVM)に保管しました。 ICL7139の部品の値と決め方などは、[こちら](https://elchika.com/article/507f0c1d-3dd4-4296-89b4-bb250797509b/)のページを参照してください。 PICのプログラムはMPLAB X IDEでMCCを利用したものです。MCCのおかげでコードは非常に簡単になりました。 プリント基板は[JLCPCB](https://jlcpcb.com/)に発注しました。5枚で約2,000円です。   まずはホットプレートリフローを使って表面実装部品を中心にはんだ付けし、その後スルーホール部品のはんだ付けを行いました。  なかなかそれっぽくできました。 動作切り替えはスイッチを押すことで順番に切り替わります。 最初はDC Vでスタート、AC Vに切り替わります。  次はHiΩ、そして、LoΩ  電流だけは、μAとmAをトグルスイッチで切り替えます。  これを作成したのは、現在手持ちのDVMがどうしても大き目で、卓上でブレッドボードなどを並べてちょっと電圧みたいなという時に、取り回しが難しいことも理由の一つでした。
この後、卓上でブレッドボードなどとの接続をしやすくするところを、ケースと共に検討していきたいと思います。
卓上でブレッドボードなどとの接続をしやすくするために、入力端子は以下のような形にしました。 メスのピンヘッダがついており、ブレッドボードとの接続はジャンパ線で簡単にできるようになっています。

