編集履歴一覧に戻る
keitanakのアイコン画像

keitanak が 2023年09月03日11時24分31秒 に編集

コメント無し

本文の変更

-

デジタルマルチメータIC(ICL7139)とラズパイの接続を試みていたのですが、結果的にあまりニーズがないことや、7セグメントの逆デコードは空しいこともあって、卓上で利用できるテスタ製作に方向転換しました。

+

当初、デジタルマルチメータIC(ICL7139)とラズパイの接続を試みていたのですが、結果的にあまりニーズがないことや、7セグメントの逆デコードは空しいこともあって、卓上で利用できるテスタ製作に方向転換しました。

基本機能はICL7139 + LCDで賄えるのですが、モード切替の部分をボタン一つで切り替えできるようにPICを使ってコントロールする構成にしました。プッシュボタンを押すことで、 DC V/AC V/Hi Ω/Lo Ω/A (mAとμAはスイッチ切り替え) と順番に切り替わります。 電池駆動ということもあり、機械的スイッチはラッチングリレーを利用して、消費電力を抑えた設計です。 PICはピン数的には8ピンのPICで十分だったので、手持ちのPIC12F1840を利用しました。 基本構成はこちらのようになります。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/001b387884ffdfa5fbcb2644733b9ed0f893fd48/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f62376366383337612d373938622d343866612d393832652d6534383166313931653836312f32323433333264362d333766302d346431312d396137642d363365373433383761343665/) 回路図、BOMとMPALB X IDEのプロジェクト一式は[こちら](https://github.com/keitanak/ICL7139DVM)に保管しました。

+

ICL7139の部品の値と決め方などは、[こちら](https://elchika.com/article/507f0c1d-3dd4-4296-89b4-bb250797509b/)のページを参照してください。

PICのプログラムはMPLAB X IDEでMCCを利用したものです。MCCのおかげでコードは非常に簡単になりました。

-

プリント基板はJLCPCBに発注しました。5枚で約2,000円です。

+

プリント基板は[JLCPCB](https://jlcpcb.com/)に発注しました。5枚で約2,000円です。

![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/8cfade4fdba69aaa7074eade78f0364b1237d86b/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f62376366383337612d373938622d343866612d393832652d6534383166313931653836312f30386431303439362d653561352d343232392d623736302d623938663837323334346631/) ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/4817d3c1af33ba8a525ad8c753f606e5ce37dcaa/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f62376366383337612d373938622d343866612d393832652d6534383166313931653836312f39373333623136322d666437392d346130392d396534302d393530303233646236373335/) まずはホットプレートリフローを使って表面実装部品を中心にはんだ付けし、その後スルーホール部品のはんだ付けを行いました。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/0b30369ee63863c0281a636fd412b07dce889319/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f62376366383337612d373938622d343866612d393832652d6534383166313931653836312f39383434316138352d643836382d343638632d616664392d303537663661393432663931/) なかなかそれっぽくできました。 動作切り替えはスイッチを押すことで順番に切り替わります。 最初はDC Vでスタート、AC Vに切り替わります。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/2b8af890020e0ab4bc24948c189878a0dfb9f5d2/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f62376366383337612d373938622d343866612d393832652d6534383166313931653836312f63643466636134662d373865372d343734342d626365622d316664336263616362373662/) 次はHiΩ、そして、LoΩ ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/017e9811edc4a843a9285fc5518df87d51c84a35/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f62376366383337612d373938622d343866612d393832652d6534383166313931653836312f37396138323530302d616236392d346234612d616533352d316630313965626236323233/) 電流だけは、μAとmAをトグルスイッチで切り替えます。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/a259423f8596c3aa44ea549bc69fcbba3471a5f9/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f62376366383337612d373938622d343866612d393832652d6534383166313931653836312f37393138313033362d623264362d346362382d383864652d316662376361396432353737/) これを作成したのは、現在手持ちのDVMがどうしても大き目で、卓上でブレッドボードなどを並べてちょっと電圧みたいなという時に、取り回しが難しいことも理由の一つでした。 この後、卓上でブレッドボードなどとの接続をしやすくするところを、ケースと共に検討していきたいと思います。