eucaly が 2021年09月11日16時31分41秒 に編集
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真空管アンプをいろいろ弄って遊んでみる
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# エレキット TU-8200R まあ1年ほど前に、組んでみたのでした。 当時の記事は、こちら。 https://qiita.com/eucalyhome/items/30b1c64d58f01b4b06f1 https://qiita.com/eucalyhome/items/b177e5df78507af60ce3 まあ、緊急事態で引きこもり生活が続き・・・。 なんかこのアンプを弄って遊んでました。 弄った記録を、残しておきますとさ。 # そもそものきっかけは、FETをぶっとばしたこと スピーカー配置とか弄って、まあテスト信号でも、と思い。 車用のヘンなソース突っ込んだら、FETが飛びました。 まあ、こんなの流すなよ、と。 https://www.youtube.com/watch?v=Hw6GIEGpVdc で、嘉穂無線さんから補修パーツをゲット。 微妙に高いのよね。  無事に直りましたとさ。  # カップリングコンデンサの交換 真空管からの出力からDC成分を抜くためのカップリングコンデンサ。 もともとはアムトランスのAMCOというフィルムコンデンサを使っていたのですが。 なんとなく、オイルコンデンサなるものに交換。 しかもめっちゃ高いやーつに。 アリゾナキャパシタの、グリーンカクタス、というやつです。 若松通商に在庫が無く、海神無線で購入な感じで。 単三電池みたいなもんがででーんと居座るようになりました。  # diyaudioを楽しみつつ 日本ではまああまりアグレッシブな改造記事は無いのですが。 海外フォーラムだと、活発にやりとりがなされていたりします。 代表的なのが、diyaudioさん。 特にココのスレッドが、だいぶ参考になりましたとさ。 https://www.diyaudio.com/forums/elekit/331769-elekit-tu-8200dx.html スレッド内容を参考にしつつ、交換部品を選定していきましたとさ。  # 半導体の代替部品探し もともとキットには、FETとトランジスタが使われています。 FETは、ONセミの「NDF02N60ZH」、トランジスタはKECの「KTA1266-Y」です。 FETは5年ほど前にディスコンとなっており、現状嘉穂無線さんの補修部品以外での入手は厳しそうです。 逆にKECのトランジスタは、往年の東芝な名機「2SA1015-Y」のセカンドソース品、元の半導体がディスコン方針なので、これが使われているみたい。 両方とも、特性が似ていて秋葉原入手が容易な部品に交換を検討しました、とさ。 んでまあ、データシートにらめっこして、FETは東芝の「2SK3566」に、トランジスタは2SA1015-Yに交換!。 温度上昇によるトラブルが怖いので、放熱板と放熱シートも施工してみました。  # どうも安定しないので 原因を探り探り。 まずはカップリングコンデンサ。 浮いちゃってる状態だとあまりよろしくないのと、あと大きすぎて抵抗に当たっちゃってます。 あまりよろしくないので、抵抗を裏マウントして。  車用の強力両面テープで、がっちり固定してみました。  そして各チャンネルのヒーターんとこにあるPTC、ポリスイッチが。 どうもバラつくので、もういっそのこと取っ払って。 なぜか超高級品のAMRGなる120オームな抵抗に交換。  出力側高域カット用のLPFも、負帰還回路に影響を与えてそうなので。 もともと高帯域気味に部品入れてたのですけれども、ちゃんと正規の値のコンデンサに交換してみたり。  さあフタを閉めよう!ってところで。 交換した15μFなコンデンサが、背が高すぎて当たっちゃってたので。 まあ斜めに加工してみたり。  なかなか楽しい工作が続きましたと。 # 一応交換部品とか *動作保証とか無いですよ!、自己責任で!!。 | REF | 交換前 | 交換後 | |:---:|:---|:---| | Q3,Q4,Q5,Q6 | NDF02N60Z | 2SK3566 | | Q1,Q2 | KTA1266-Y | 2SA1015-Y | | C3,C4,C9,C10 | AMCO104 | C50313 0.1uF | | C19,C20 | 0.33uF | WIMA MKS2 0.33uF | | C7,C8,C11,C12,C23,C24 | 10uF | KXJ 450V 15uF | | C13,C14,C34,C35 | 330uF | OS-CON 330uF 25V | | C31,C32 | 3300uF | UKA1C103MHD | | PTC1,PTC2 | PTGL05AR121M9N51B0 | AMRG 3/4W 120Ω | | LED | フルカラー | 黄緑 | 結構がっつり交換しましたとさ!。  # 一通り終えてみて まあ部品を変えまくったので、最初は位相が揃わないヘンな音でしたが。 慣らしていくにつれ、ステキな空間表現になってきました。 元々気になっていた左右の音質差もある程度緩和されて。 まあ、聞きやすいアンプになってきました、とさ。  まあ、アナログなモノなので、IoTとかからはちょっとだいぶ違いますが。 ネットの知見を組み込んでいけるという意味では、プログラミングに近いのかも知れません。 お金かかるし大変だけどね・・・。 ま、がっつり電子工作できますので、腕試しにいかが!?。 以上です。