akira.kei が 2025年05月08日08時53分32秒 に編集
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[<前の記事](https://elchika.com/article/ddec9dde-7e50-4a9e-a9c7-6b041c7b2542/) : 次の記事> ## Macならどうなのか M4 Mac Miniで前の記事と同じことをしても、エラーで動かない。[前の記事](https://elchika.com/article/ddec9dde-7e50-4a9e-a9c7-6b041c7b2542/)に従って、以下の作業をする。 1. プロファイルの設定 1. 拡張機能のインストール 1. Blink.inoを開く 1. 検証Verify ここまでやった結果はこうなった。 ``` [Starting] Analyzing sketch 'Blink/Blink.ino' Please see the build logs in output path: /Users/XXXXX/Documents/Arduino/build [Warning] Failed to generate IntelliSense configuration. [Error] Analyzing sketch 'Blink/Blink.ino': {"code":null} ``` フォルダbuildは空でログもコンパイル結果もなく、Windowsの時のようにBlink.inoの赤の波線が消えたり、cpp_properties.jsonができたりしない。ネットで調べてもCopilot/Chat GPTに相談しても、Windowsからjsonを移しても何も変わらない。正直、お手上げだった。 ## もしかしてセキュリティ… 別件で「M4 Mac miniにしたら(何かが)ダメになった」「macOSを更新したら途端に動かなくなった」という話題があり、この時の対処が「システム設定→プライバシーとセキュリティ」以下の全てにvscodeを登録することだった。 1. フルディスクアクセス 1. アプリ管理 1. デベロッパツール いずれか一つだけでは効果がなく、再起動も必要だったような気がする(いつの間にか解消できたので) ``` [Starting] Analyzing sketch 'Blink/Blink.ino'
Please see the build logs in output path: /Users/akira.kei/Documents/Arduino/build
Please see the build logs in output path: /Users/XXXXX/Documents/Arduino/build
IntelliSense configuration updated. To manually rebuild your IntelliSense configuration run "Cmd+Alt+I" [Done] Analyzing sketch 'Blink/Blink.ino' ```  ここまでいけばWindowsと同様に「Upload」できるし、実際にUNOも思ったような反応になる。ついでだが、ターミナルとArduino IDEも登録しておいた。さらにFinderの設定で「ライブラリフォルダの表示」も有効にしておいた。これでArduino関連ツールがどこにあるのか、Finderから辿れるようになる。コンパイラパスやインクルードパスは全部ライブラリの下にある。 ## Macの方が使いやすい? 学生時代にはunix村、それ以降はずっとWindows村に居たのでMacの作法には未だに慣れないが、こういうトラブル対応では「使っている人数が少ないこと」がネックになっていることを痛感する。またどうやら「Apple側は開発者に高い忠誠を強要する」、つまり**一見さんお断り**というのをヒシヒシと感じるのだ。今回のネタもWindowsで動作確認ができていなければ「本来ならどう動くのか」がわからなかったので、Macだけなら迷宮入りだっただろう。 電子工作関連で言えばMacの出番は本来なら無いのだ。Macでもできることは別に普通にWindowsでもできる。ほとんどの場合、デフォルトの開発環境はMacよりWindowsになっている(ツールのダウンロードの並びはWindows→Mac→Linux)ように思える。M4 Mac miniが極めて高性能であることは認めるし、コンパイルも爆速だが、トラブルの際に自己解決が難しいのは大きなデメリットだろう。 [<前の記事](https://elchika.com/article/ddec9dde-7e50-4a9e-a9c7-6b041c7b2542/) : 次の記事>