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emlab が 2020年03月31日01時22分03秒 に編集

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Raspberry Pi(ラズパイ)は、HDMIにつながないと何も表示が出ないとはいえ、セットアップしてしまえばVNCやsshを用いてネットワーク経由でつなぐことで色々と使うことができます。 ただ、ラズパイのIPアドレスが分からないと接続ができない!ということで、IPアドレスを表示するものとしてラズパイに直に差せるOLED表示器の作り方です。 完成イメージはこんな感じです。I/Oピンに直接差し込めるようになっています。ここでは、IPアドレス、時刻、センサの状態などを表示しています。ついでに、シャットダウンスイッチも付けています。 ![](https://camo.elchika.com/bfb4724e570b29340589947bae67ed20f734f8e0/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f63653531623938322d313539372d346362362d383533612d386261653033323662323733/) ## 準備するもの - 電子部品 - 小型OLED表示器 秋月電子 0.96インチ 128×64ドット有機ELディスプレイ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-12031/ - 分割ロングピンソケット 1列タイプ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-05779/ - 普通のリード線や、ポリウレタン銅線 0.29mmか0.4mmくらい http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-09583/ - 絶縁テープ(アセテート粘着テープなど) - 工具類 - ハンダごて、ハンダ - ハンダ吸取り線 - ニッパー、ラジオペンチ、ピンセット - ホットボンド ## 作成手順 ### OLED表示器の加工 OLED表示器の4本のピンを抜く。ハンダごてでハンダを溶かして、ラジオペンチ等で引き抜く。2名で行うと簡単にできる。 GNDの端子のハンダを除去する。ハンダ吸い取り線で除去するか、熱して机にたたきつける、などで。次のピンソケットが入るようにしておく。他の3つの端子は、ハンダが載った状態にしておく。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/11a89a85e2f962be40d5c428dd7728504e32f28a/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f62306530646531652d373436362d343161622d383234312d653734303231353139383430/) ### ピンソケットの加工 5ピン分をニッパーなどでカットする。2番目のピンを切断し、3つのピンを90度に折り曲げる。根元から、90度ぴったりにすること。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/31b718b9c57d7357293c230c76c7ea88e2fe1f92/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f35376436343735372d633164662d343338312d623533382d346363356338653338646134/) ### ピンソケットを取り付ける 絶縁テープを写真のように貼り付ける。しっかりと貼り付けるようにする。次に、ピンソケットをGND端子に入れて、ハンダ付けをする。正確に90度に取り付けること。この取り付けが仕上がりの美しさを左右する。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/69e4b2eb349bbe80f62bb840df1410caa56e9af1/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f63653438353832302d663032362d343032622d383861342d316266316139383438653266/) ### 配線の前の準備 ピンソケットの位置と角度を確認する。ずれていたらハンダごてを当てて修正する。90度に曲げたピンソケットのピンにハンダメッキをしておく。OLEDの端子にハンダを盛っておく。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/a64a7efcf312a27a8f7421d4bf847f087890c85c/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f65316337643861632d633539312d343232632d383038622d383063343938363431326461/) ### 配線を行う

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細いリード線やポリウレタン銅線を使って、写真のように1本ずつ配線をする。ポリウレタン銅線は、透明皮膜で絶縁されているので、重ねてもショートはしないが、ハンダ付けの前に加熱して皮膜を剥がしておく必要がある。

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細いリード線やポリウレタン銅線を使って、写真のように1本ずつ配線をする。ポリウレタン銅線は、透明皮膜で絶縁されているので、重ねてもショートはしないが、ハンダ付けの前に加熱して皮膜を剥がしておく必要がある。リード線を使う場合も、5mmくらい被覆を剥がして、ハンダメッキをしておく。

![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/bedf04a5b3dca52cbd5588aa335c55d0105e1619/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f61373764363964372d393066302d346164322d623531332d383862656438363263313762/) ### ホットボンドで固定する ピンソケットと基板の間をホットボンドで接着する。隙間に流し込む感じで行う。これで多少触ってもコネクタが動かなくなる。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/7aa8937551daad6496a9ae178c30c0408712b4e5/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f39356665386233662d346539322d346635372d626237612d653533633264353663313465/) ### 装着と動作確認 写真のように、ラズパイのI/Oポートのピン 01,03,05,07,09 に差し込む。 ラズパイを起動し、I2Cを使うようにして、OLEDのライブラリを導入する。 具体的な方法は、「Raspberry Pi OLED SSD1306」などで検索すればよい。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/98e6ed0d01a3d2b02fbe2f1bb05ee2ce83dc0a27/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f61633138353538642d633039302d346435622d393038342d323330303962666338663834/) ## おまけ:シャットダウンスイッチの作成 ### スイッチとピンソケットの加工 タクトスイッチの片方の足をニッパなどでカットし、残した足をラジオペンチなどで真っ直ぐにする。足を90度に折り曲げて、裏面に沿わせておく。 また、ピンソケットを2ピン分だけ切り取り、足を90度に曲げておく。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/f20479eb336989cffecc00a6d86e4836acfc3dfd/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f39383161343930392d323838312d343233632d613465382d663063323537343735303331/) ### ハンダ付けをする タクトスイッチとピンソケットを、写真のようにハンダ付けする。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/fb5ecef83feaab2b74be542a27202f690997bf43/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f33373036383337382d636632302d343237312d626433342d633764653662396230333061/) ### 装着と動作確認 写真のように、ラズパイのI/Oポートのピン 37,39 に差し込む。 具体的な利用方法は、「ラズパイ シャットダウンスイッチ」 などで検索すればよい。 スイッチの監視プログラムをsystemdに登録しておくと、起動時に自動的に実行され、スイッチを押すとシャットダウン手順が動く。 ![キャプションを入力できます](https://camo.elchika.com/7759788664f59159379df49a895384836895d419/687474703a2f2f73746f726167652e676f6f676c65617069732e636f6d2f656c6368696b612f76312f757365722f64343365613666342d333631302d346130362d383330332d3861323161346164383635612f36373939363664642d373133612d343863332d386335632d323631663165663037383735/)