Fooping が 2025年03月22日10時03分28秒 に編集
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# ミニぷぱ2 ミニプパ2は、小型で高性能な四足歩行ロボットで、以下の特徴を持っています。 サイズ:コンパクトな設計で、教育や研究用途に最適 動作:滑らかな歩行やダンスなど、多彩な動きが可能 拡張性:ROS2対応で、さまざまなセンサーや機能の追加が容易 詳細なスペックや購入情報については、以下のリンクをご参照ください。 [ミニプパ2 - Makuakeプロジェクトページ](https://www.makuake.com/project/mini_pupper2/) # 事前準備 ## デバッグ用ワイヤを作る ミニぷぱ2には1000mAhのリポバッテリーが搭載されています。消費電流は動作内容にもよりますが、だいたい500mA〜1000mA程度。フルで動かすと30分ほどで空になります。 しかも充電は最大1A充電。つまりフル充電には1時間かかるわけです。 ……30分動かして、1時間待つ。これではデバッグするのが大変です。 そこでオススメしたいのが電源ワイヤの自作です。これで定電圧電源から直接7.4Vを供給できるようになります。連続稼働&デバッグも快適! 必要なもの ミニぷぱ2の電源入力は2極のXHコネクタ。 以下の部材・工具があれば自作できます: | 種類 | アイテム | |:---:|:---| | コネクタ | XH 2ピン | | ワイヤ | AWG24〜26程度の電線 | | 工具 | ワイヤストリッパー、かしめ工具(圧着ペンチ) | | 電源 | 7.4Vを出力できる定電圧電源 | これらはすべてAmazonで入手可能です。 XHコネクタのかしめに少しコツがいりますが、慣れればサクサク作れます。 @[x](https://x.com/foopingtech/status/1900533272352002417?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA) ## リモートPCの準備 ROS2で遠隔操作するときにLinuxのパソコンが必要になるので、わたしはラズパイ4を使いました。ガイドに従いセットアップします。 https://minipupperdocs.readthedocs.io/ja/latest/guide/ROS2Guide.html @[x](https://x.com/foopingtech/status/1900558132390285511?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA) ## ミニぷぱ2 にROS2をイメージを書き込む 以下のガイドに従ってSDカードにイメージを書き込みます。 https://minipupperdocs.readthedocs.io/ja/latest/guide/ROS2Guide.html
@[x](https://x.com/foopingtech/status/1900548799409655825?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA)
ミニぷぱ2のwifiを設定するためにHDMI micro、モニタ、USBキーボードを接続します。 @[x](https://x.com/foopingtech/status/1900831916838056141?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA) # ミニぷぱ2に接続 同じネットワークに接続されたリモートPCからSSHでミニぷぱ2に接続します。 ``` ssh ubuntu@<ミニぷぱ2の画面に表示されるipアドレス> ``` パスワードをもとめられたら初期パスワード[mangdang]を入力するとログインできます。 @[x](https://x.com/foopingtech/status/1900548799409655825?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA)
# 動かす
# 歩かせる
ガイドの通りミニぷぱ2でbringupを起動 ``` . ~/ros2_ws/install/setup.bash ros2 launch mini_pupper_bringup bringup.launch.py ``` ミニぷぱ2 or リモートPCでキーボード操作用の以下コマンドを実行するとキーボードで歩かせることができます。 ``` ros2 run teleop_twist_keyboard teleop_twist_keyboard ```
@[x](https://x.com/foopingtech/status/1900851379746599425?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA)
@[x](https://x.com/foopingtech/status/1900851379746599425?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA) ## 音楽を流す sshでミニぷぱ2に接続して必要なパッケージをインストールします ``` sudo apt-get install ffmpeg portaudio19-dev -y pip install pydub pyaudio ``` 音楽用のノードを起動 ``` ros2 launch mini_pupper_music music.launch.py ``` wavファイルを指定してサービスを実行すると指定したwavファイルが再生されます。 wavやmp3のオーディオファイルをmini_pupper_ros/mini_pupper_music/audioフォルダに入れれば好きな音源を再生できます。犬の吠える声を入れることもできます。音源を入れたらパッケージをビルドすることを忘れずに。 @[x](https://x.com/foopingtech/status/1900896469768614249?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA) ## ダンスする bringupとmusicノードを起動した状態でダンスノードを起動するとダンスします。 ``` source ~/ros2_ws/install/setup.bash ros2 launch mini_pupper_dance dance.launch.py ``` ## カメラを見ながら遠隔操作する ミニぷぱ2にはラズパイカメラが搭載されていますのでミニぷぱ2の目線で歩き回ることができます。 sshで接続したミニぷぱ2を起動 ``` . ~/ros2_ws/install/setup.bash ros2 launch mini_pupper_bringup bringup.launch.py ``` カメラノードを起動 ``` ros2 launch mini_pupper_driver camera.launch.py ``` リモートPCで以下のコマンドを実行するとカメラ画像が表示されます。 ``` ros2 run rqt_image_view rqt_image_view ``` @[x](https://x.com/foopingtech/status/1901188843350421547?s=46&t=8MSDxpekWLdyU6fjjFidKA) 参考 https://zenn.dev/katsuitoh/articles/3585925a819b7d # 応用例 ミニぷぱ2を使ったメディアアートを作ってみました。 https://protopedia.net/prototype/6660