実現したいこと
なにかと役立ちそうなワイヤレス充電が、自分でも実現できるか知りたくて、試作しました。
- 受信側は充電のため専用ICを使う。
- 送信側はマイコン使って安く作りたい。
- qi規格はよく分からない
使ったもの
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受信側
LTC4120-4.2 ワイヤレス充電IC
送信コイル WT202080-28F2-G
リチウムイオンポリマー DTP502035 300mAh -
送信側
フルブリッジ TPC8407×2モジュール MP4212ピン互換 パワーMOSFETモジュール
マイコン RL78/G10
受信コイル WR151580-48F2-G
手順
自分が調べながら進めた手順です。
- コイルを決める
勢いで、まずはコイルを決めました。
秋月さんでコイルを購入。
- 共振周波数を決める
共振周波数は、送信側と受信側のコイルに流す交流電流の周波数です。周波数が一致していると効率よく送受信できます。
LTC4120は、DHCという機能があって、電流量を丁度良くするために共振周波数をチューニングしてくれるらしくそのため、共振周波数に幅を持たせる必要がありました。
使いたいコイルと、手持ちのコンデンサにあわせて、共振周波数を下記表のように決めました。
- 受信側を作る
LTC4120のデータシートを参考にEagleで書いた回路を、PCBGOGOさんに基板作成と実装してもらいました。部品番号のシルクが無い(;^_^A
- 送信側を作る
送信側はブレッドボードで組んでいます。
アナログ回路設計はハードルが高いので、116KHzの矩形波を作るのに、TPC8407×2モジュールのフルブリッジ回路とマイコンを使いました。
電源はUSBから得て、フルブリッジ回路を通って、コイルに-5V~+5Vを流しています。
※スイッチやら7セグやらは、おまけです。周波数を少し変えたりするかと思ってつけたのですが、、、使いませんでした(笑)
結果
送信側の電源電流は平均130mA程度あるのに対して、充電電流は、コイルが1mmぐらい離れただけで10mAにも満たない感じでした。
ただ、フィルムを挟んでほぼくっついた状態にすると、40mAぐらいにはなっているようです。
なので、実際に使うには、まだ効率が低い感じです。
これから送信側のコイルや電源やらを変えてみて、実用できるように研究しようと思います。
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Kuri-hard
さんが
2021/09/23
に
編集
をしました。
(メッセージ: 初版)
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