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akira.kei が 2024年11月22日18時59分43秒 に編集

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Raspberry Pi Picoのデバッグ環境をWindows11+WSL2で(その2)

タグの変更

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Windows11

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RaspberryPiPICO

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usbipd-win

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セットアップや使用方法

Lチカの変更

Lチカが設定されました

ライセンスの変更

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(GPL-3.0+) GNU General Public License, version 3

本文の変更

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==WSL2からWindows11のUSB機器を見る== WSL2からはWindows11側のUSBには普通はアクセスできないのだが、usbipd-winをインストールするとなんとかなる。 - [USB デバイスを接続する](https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/connect-usb) - [WSL2へUSBデバイス共有、usbipd-win 4](https://qiita.com/motoJinC25/items/e332d731111c2a29ca25) Bootsel modeでPicoをWindows11に接続してusbipdを実行した場合、例えば以下のようになる。 ```:PowerShell(管理者) PS > usbipd list Connected: BUSID VID:PID DEVICE STATE 2-3 2e8a:0003 USB 大容量記憶装置, RP2 Boot Not shared 2-5 8086:0b63 Intel(R) Usb Bridge Device Not shared 2-10 8087:0033 インテル(R) ワイヤレス Bluetooth(R) Not shared Persisted: GUID DEVICE XXXX-XXXX-XXXX-XXXX CMSIS-DAP v2 Interface, USB シリアル デバイス (COM5) XXXX-XXXX-XXXX-XXXX CMSIS-DAP v2 Interface, USB シリアル デバイス (COM7) XXXX-XXXX-XXXX-XXXX USB 大容量記憶装置 ``` こうなっている場合にBUSIDが「2-3」がPicoなので、これをWSLでもアクセス可能にすると、WSL側に「Attached」になる。 ```:PowerShell(管理者) PS > usbipd bind -b 2-3 PS > usbipd attach --wsl -b 2-3 usbipd: info: Using WSL distribution 'Ubuntu-24.04' to attach; the device will be available in all WSL 2 distributions. usbipd: info: Using IP address XXX.XX.XX.X to reach the host. PS > usbipd list Connected: BUSID VID:PID DEVICE STATE 2-3 2e8a:0003 USB 大容量記憶装置, RP2 Boot Attached 2-5 8086:0b63 Intel(R) Usb Bridge Device Not shared 2-10 8087:0033 インテル(R) ワイヤレス Bluetooth(R) Not shared ``` WSL側で見る(lsusb)と確かにPicoが見えるようになった。 ```:Ubuntu(Attach前) $ lsusb Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub ``` ```:Ubuntu(Attach後) $ lsusb Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub Bus 001 Device 003: ID 2e8a:0003 Raspberry Pi RP2 Boot Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub ``` BusIDはWindowsとWSLで関係ないみたいだ。問題なのはもう一回Bootsel ModeでWindowsに接続すると、WindowsではAttachedなのに、WSLでは接続されていない状態になる。つまり、Bootselする度にWindowsでunbind、bind、attachし直さないとWSLから見えなくなってしまう。結局、コンパイルを繰り返すたびにこの作業が必要になる。なんじゃそりゃ。 ==udevでsudo回避== WSLの方でBootsel ModeのPicoに接続できるようになったが、実際には管理者権限が無いとアクセスできない。つまりsudoが要るわけだ。この時にちゃんとルールを設定しておけば、sudoなしでPicoにアクセス可能になる。 - [99-picotool.rules](https://github.com/raspberrypi/picotool/blob/master/udev/99-picotool.rules) これを/etc/udev/rules.dに(sudoで)コピーすることでsudoなしでもDebugprobeやpicoにアクセス可能になる。これがわかるまで苦労したよ。ちなみに、これを反映させるために再起動した方が良さそう。コピーしただけでは状況は変わらなかった。 ==Runボタンでいけるのか== WSL2のUbuntuでlsusbしてPicoがアクセスできることを確認したうえで、VS Codeの右下の「Run」ボタンを押すと、ターミナルに以下のような表示が出て、blink(elchika!)が実行される。 ```:VS Code * 実行するタスク: /home/XXX/.pico-sdk/picotool/2.0.0/picotool/picotool load /home/akira/blink/build/blink.elf -fx Loading into Flash: [==============================] 100% The device was rebooted to start the application. * ターミナルはタスクで再利用されます、閉じるには任意のキーを押してください。 ``` ようやくここまで来たが、例えばLED_DELAY_MSを250から100に変えて、コンパイルして、Bootsel ModeでPicoつなぎなおして、PowerShellからusbipdでunbind, bind, attachしてから「Run」ボタンを押すと、ようやくチカチカが速くなる。 実際、だめじゃね。(つづく)