JavaScript
プログラミング言語のひとつ。もともとWebサイトに装飾をつけるためのスクリプト言語として広まったが、現在では幅広く利用されている。
目次
概要
JavaScriptとは、Webサイトを動かす目的で作られたプログラミング言語。
画像をスライドさせたりポップアップを表示させたりできる。
Webサイトに動きをつけるために、HTMLのコードに埋め込んで使うことがほとんどである。
特徴
C言語に近い記法で、柔軟な設計をされており、第一級関数をサポートした関数型言語の性質を持ち合わせている。
ブラウザで動くスクリプト言語として広まったJavaScriptだが、現在では利用される範囲が広くなっている。
大規模開発も可能で、マクロ言語としても使われることがある。
またサーバーサイドの開発をJavaScriptで行える「Node.js」というJavaScript開発環境も普及している。
できること
JavaScriptは主にWebサイトに動きをつけるために使われる言語だが、Webサイトだけでなくデスクトップアプリの開発にも利用されている。
JavaScriptを使えば、画像のスライドやページ内遷移、ポップアップ表示などの動きをつけることができる。
ライブラリとフレームワーク
JavaScriptには、以下のような便利なライブラリとフレームワークがある。
ライブラリ
- jQuery
- Bootstrap
- Ext JS
フレームワーク
- Angular
- React
- Vue.js
歴史
JavaScriptは、1995年にNetscape社のブレダン・アイクによって開発された。「Live Script」という名前で呼ばれていたが、当時人気があった「プログラミングJava」にあやかって、名称を「JavaScript」に変更した。
開発当時のNetscape社は、MicrosoftとWebブラウザ開発を競争するように争っていたため、Netscape社は自社ブラウザにJavaScriptを実装したのが、JavaScriptの始まりと言われる。
対抗していたMicrosoftもJavaScriptを実装したいと要求したが、Netscapeはそれを拒否したため、ブラウザごとに独自機能を持ったJavaScriptが乱立した時代があった。
開発側ではホットな言語だったが、当時のJavaScriptは重く、脆弱性を狙ったウイルスが登場するなどユーザーには疎まれる存在だった。
しかし状況は2005年あたりから好転。ブラウザの性能がアップしたことによりJavaScriptが認められ、現在のように広く普及した。