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概要
Mbedは学生向けプロトタイピング用ワンボードマイコンとして、ARMのエンジニア2名によって2005年に開発された。
小型のボードながら、アナログ入出力やPWM出力といったIOや、CAN、I2C、SPIバスを備えている。
開発環境
Mbedはブラウザ上で動作するオンラインIDEを提供している。インストールの必要がなく、どのOSでも動作する。
IDEでは、コードの記述やライブラリのインポートなどが可能。プロジェクトをエクスポートすればローカルでの開発もできる。
また、ユーザー同士の情報共有の場として mbed.org が提供されている。
仕様
通常のボードの他に、低電圧版が販売されている。
仕様の差異は以下のとおりである。
ボード | Mbed NXP LPC1768 | Mbed NXP LPC11U24 |
---|---|---|
色 | ネイビー | イエロー |
CPU | ARM Cortex-M3 | ARM Cortex-M0 |
周波数 | 96MHz | 48MHz |
メモリ | 内蔵フラッシュメモリ: 512KB / RAM: 32KB | 内蔵フラッシュメモリ: 32KB / RAM: 8KB |
電源 | 60mA ~ 120mA | 1mA ~ 16mA |
イーサネット | あり | なし |
USB | デバイス, OTG | デバイス |
シリアルバス | CAN ×2, I2C ×2, SPI ×2 | I2C, SPI ×2 |
IO | アナログ入力 ×6, アナログ出力, PWM出力 ×6 | アナログ入力 ×6, PWM出力 ×8 |