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Raspberry_Pi_Model_B+

Raspberry Piシリーズの一種。旧製品であるPi Bの改良版で、GPIOピンが40ピンに拡張されており、USBポートが4つに増えている。

概要

Raspberry Pi Model B+は、Pi Bのアップグレード版で、独自の改善点が追加されているのが特徴のRaspberry Piボードである。

Pi B+での変更点は、この後に発売されたPi A+などに引き継がれている。

特徴

Pi B+は、Pi Bのアップグレード版である。主に以下の点が改良されている。

GPIOピン

ピン数が26ピンから40ピンに拡張。26ピン目までは同じピン配置となっている。

USBポート

USB 2.0ポートを4つ搭載。ホットプラグ機能を備えており、電源を入れたまま抜き差しできる。また過電流時の動作に優れている。

micro SDを採用

従来のSDカードではなく、micro SDカードを採用している。プッシュプッシュ方式のソケットを採用したことで使いやすくなった。

低消費電力

Pi Bに比べて消費電力の削減に成功。リニアレギュレータからスイッチング電源に変更したことにより電力消費が0.5~1w低減している。

音質の向上

オーディオ回路には専用の低ノイズ電源を内蔵しており、オーディオ品質が向上している。

整ったフォームファクタ

従来、ボードを飛び出していたUSBコネクタを基板の端に合わせ、ビデオ出力用に搭載していたコンポジットビデオ端子は3.5mmジャックでまかない、4つの取り付け穴を追加。

「HAT(Hardware Attached on Top)」と呼ばれるアドオンボードの使用を念頭に置いた構造となっている。

仕様

バージョン Raspberry Pi Model B+
SoC Broadcom BCM2835
CPU 700 MHz シングルコア ARM1176JZFS(ARMv6)
GPU VideoCore IV
メモリ RAM: DDR3 512MB / ストレージ: 内蔵 / MicroSDカード(最大32GB)
USBホスト USB2.0 ×4
通信 10/100M イーサネット
インターフェース HDMI端子, コンポジット端子, MIPI DSI, CSIカメラコネクタ
音声出力 3.5mmジャック, HDMI, I2S
GPIO 40(PWM ×4, SPI, I2C, UART)
電源 MicroUSB-TypeB, DC
入力電圧 5V
消費電力 600mA ~ 1.8A
動作温度 0℃ ~ 75℃
サイズ 85mm × 56mm × 17mm / 重さ: 42g

参考