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Raspberry_Pi_Zero

Raspberry Piシリーズの一種。Pi A+から派生した超小型ボードである。小型化するために削除されたパーツがあり、端子も他のラズパイと異なるものが多い。

概要

Raspberry Pi Zeroは、Pi A+の派生型ボード。

小型で低価格なのが特徴。ボードの大きさはPi A+の約半分のサイズで、価格は600円。

特徴

Pi Zeroは、A+と同じSoC BCM2835を使用している。

サイズは長さ65mm、幅30mm、高さ5mm。普通のRaspberry Piの半分のサイズだが、RAMが256MBから512MBに変更されるなど性能は向上している。

ZeroはデフォルトではGPIOピンヘッダがないため、使うならピンヘッダやピンソケットをはんだ付けが必要。

2022年1月までは生産予定、その先は未定としている。

オンボード

  • GPIO:40ピン
  • micro SDカードスロット
  • mini HDMI出力
  • SoC(BCM2835)
  • micro USBポート(はめ込むタイプ)
  • 電源ポート(micro USB)

削除された機能

小型化のためにいくつかのパーツが削減されている。

  • LANポート
  • オーディオ: CSI, DSIポート
  • GPIOヘッダーピン(追加可能)

注意点

小さくするためにいくつかの機能を削減しているため、Zero専用に必要な周辺機器が多い。

Zeroは安価で手が出しやすいが、初心者にとって使いやすいのは高性能なAやB。

価格は高価だが用途によってはそちらの方がコスパがいい場合がある。

周辺機器が手元に揃っている上級者や組み込み用として使うなら、かなりメリットのあるボードと言える。

また、一部の通販サイトでは不当な高値で販売されており、Raspberry Pi財団も注意を促している。

仕様

バージョン Raspberry Pi Zero
SoC Broadcom BCM2835
CPU 1000 MHz シングルコア ARM1176JZ-F(ARMv6)
GPU VideoCore IV
メモリ RAM: DDR3 512MB / ストレージ: 内蔵 / MicroSDカード(最大128GB)
USB USB2.0 OTG
通信 10/100M イーサネット
インターフェース HDMI端子, コンポジット端子, CSIカメラコネクタ
音声出力 HDMI, I2S
GPIO 40(PWM ×2, SPI, I2C, UART)
電源 MicroUSB-TypeB
入力電圧 4.75V ~ 5.25V
消費電力 500mA ~ 1A
サイズ 65mm × 30mm × 5mm / 重さ: 9g

参考