nichicon が 2022年09月25日12時01分18秒 に編集
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謎のIC「FZMOS-2」を分析してみた
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サーボモーター
SG92R
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サーボモーターSG92Rに使用されているモータードライバFZMOS-2の使い方を知りたかったのですが、ネットで調べても「仕様は不明」と書かれている記事ばかりでした。そこで、自分でSG92Rの基板からFZMOS-2を取り外して実験することで使い方を調べました。 # SG92Rの基板からFZMOS-2を取り外す  以下の写真のように基板のパターンを追うと4番ピンがVDD、6、7番ピンがGND、5、8番ピンがモータへの出力ピンであることがわかります。残りの1~3番のピンは回転方向などの制御用に使われていることも推測できます。  # FZMOS-2のピンアサイン 基板のパターンから分かったピンアサインや推測をもとに実験した結果、2、3番ピンは回転方向を制御する端子でどちらをHIGHにするかで回転方向を変えることができました。1番ピンは1kΩでプルダウンしたところモータが回らなくなったのでモータドライバを有効化するかどうか決める端子だと判断しました。このピンをオープンにするかプルアップしているときはモータを回せるのでIC内部でプルアップされていると思われます。 この結果からまとめたFZMOS-2のピンアサインは以下のようになりました。  # 最後に 今回は仕様が不明だったFZMOS-2のピンアサインの分析をしました。 今まで情報が無く探していた方の参考になれば嬉しいです。 また、この記事に乗っていない情報などご存じの方がいれば情報提供していただけるとありがたいです。 今回の実験でFZMOS-2を使ってモータを回せるようになったので、今後はPWMで回転速度を制御できるか実験する予定です。 また新しいことが分かったらこの記事を更新します。