Libretto 60のSSD化
Librettoとは?
「Libretto」とは、Windows95が発売された1995年の翌年に発売された東芝の超小型モバイルPCで、当時画期的な超小型モバイル機でした。
Libretto 60は、初代Libretto 20、Libretto 30、Libretto 50、Libretto 60と続く4代目で、以下のような仕様です。
- CPU:Intel Pentium 100MHz(VRT)
- メモリ:16MB(EDA)、最大32MB
- HDD:810MB
- 表示:6.1型TFT方式カラー液晶、最大640×480ドット
- バッテリー駆動時間:約2~2.5時間
- 外形寸法:210mm(幅)×115mm(奥行)×34mm(高さ)
- 質量:約850g(標準バッテリ含む)
- OS:Microsoft Windows 95
http://dynabook.com/pc/catalog/oldpc/libretto/lib60/index_j.htm
Libretto 60の起動確認
何年かぶりに電源を入れてみました。
HDDがカリカリ音を立てながら、無事に起動しましたが、100秒以上の時間を要しました。それにしても何とも懐かしい画面です。
HDDのSSD化
製造から20年以上を経過したHDDは、ちゃんと動作しているのが奇跡的ともいえます。起動不可になる前に、SSD化の換装を考えました。今主流のSSDはSATA規格ですが、LibrettoのHDDはIDE規格なので変換が必要です。また、Windows95はファイルシステム がFAT16のため、認識できる容量の壁は、最大で2 GBとなります。よって今回はSSDではなく、CFカードをHDD代わりに換装することにしました。購入したのは、以下の製品です。
- 4BG CFカード
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0096CFXRS/ref=ox_sc_act_title_1?smid=A1VHHP6SQNNXJL&psc=1 - CFカード → 2.5"IDE変換アダプタ
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B001D739KC/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&psc=1
まずはLibretto 60のケースを開け、HDDを取り出します。
次にCFカード → 2.5"IDE変換アダプタにCFカードをセットします。その後、HDDのデータをシステム領域を含めてCFカードにコピー(クローン作成)することで、準備が完了です。
Libretto 60のSSD化完成
換装が完了したので、いよいよ起動確認です。
ドキドキしながら電源ONしましたが、無事に起動することができました。めでたしめでたし。ちなみに、起動時間は60秒程度で、半分以下にすることはできませんでした。ちょっと残念でしたが、容量は増えたし、空きアリアでセカンドドライブはできたし、結果オーライです。
せっかくなので、Windows95から、Windows98にアップグレードしてみました。こちらも難なく進みました。
さて、この平成の名機を何に使おうかな?
いつまでも元気で動いて欲しいものです。
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Disneypooh3
さんが
2020/05/06
に
編集
をしました。
(メッセージ: 初版)
Opening
limone
2023/07/25
ログインしてコメントを投稿する初めまして。
今回中古のlebretto60を購入しましたが、HDDが完全破損されて起動しない状況になりました。
大変申し訳ございませんが、HDDからバックアップしたイメージファイルがございましたら共有いただくことは可能でしょうか?
よろしくお願いいたします。