原点復帰！マイコンからの脱却！フルロジックIC デジタル時計 （蛍光表示管バージョン）

Dan氏(https://danyk.cz)がデザインされ公開された回路図を参考に、専用プリント基板化し、オリジナルの7セグメントLEDをVFD(蛍光表示管)に置き換え製作しました。
マイコンや専用LSIを使わず全てが汎用CMOSロジックICでデザインされています。VFDを点灯させるためにヒータ電源回路を追加し、VFDのドライブはIC(4026、4060)を15Vで動作させる事でトランジスタアレイなどによるドライバ回路を省略しています。
今やマイコンや専用LSIで1チップで完成できるデジタル時計ですが、本製作品は8個の汎用ロジックICが使われています。最小限のIC数で構成されており、Dan氏の優れたデザインが現れています。

それでは製作に入りましょう。
本製作品では8個の汎用ロジックICが使われており比較的部品数も多いのですが、本製作の難関はVFD(LD8035E)の取付けです。
LD8035Eのリード線の長さが全て同じな為、基板への挿入をし易くする為、ヒータ線を中心に両側のリード線を1-2mmずつカットします。リード線をカットする際は切り過ぎに注意してください(赤チューブより短くならない様に注意)
予めこの加工をする事で作業性は格段に上がります。

如何でしたでしょうか？VFDの輝きを満喫したい方、マイコンから脱却したい方(笑)、部品数は多いですが、専用基板なら自分でも作れそう、作って見たいと思われたのではないでしょうか？
今回作成した時計などを皆さんに直接見て頂く機会を作りたいと考えております。こちらも具体的な方法やスケジュールが決まりましたら、こちらのページでお知らせいたします。最後までご覧頂きありがとうございました。
作品をまとめた動画を公開しております。ぜひご覧ください！