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Raspberry_Pi3_Model_B+

Raspberry Piシリーズの一種。Pi3 Bの改良版だが、速度の向上と周辺機器の見直し以外の大きな変更はない。性能が向上したことで電力消費量は増加している。

概要

Raspberry Pi3 Model B+はRaspberry Piシリーズの最新モデル。

Pi3 Bから大きな変化はないが、いくつかの点で性能が向上している。

特徴

Pi3 Bからの変更点は以下の通り。主に速度の向上とそれに伴い周辺機能が見直された。

  • SoCの変更
  • Wi-Fiがacに対応
  • Bluetooth4.2に対応
  • PoEに対応
  • PXEブートとUSBマスストレージブートの改善
  • 温度管理の改善

SoCは、これまでのBCM2837ではなくBCM2837B0を搭載したことにより、動作周波数が1.2GHzから1.4GHzに向上している。この変更により発生する熱に対応するために、Raspberry Piのロゴが刻印された銀色のチップが追加されている。

性能を向上させたことで電力消費量は増加しており、5V 2.5A電源の使用が推奨されている。

仕様

バージョン Raspberry Pi3 Model B+
SoC Broadcom BCM2837B0
CPU 1.4GHz クアッドコア Cortex-A53(ARMv8)
GPU VideoCore IV
メモリ RAM: DDR3 1GB / ストレージ: 内蔵 / MicroSDカード(最大32GB)
USBホスト USB2.0 ×4
イーサネット 10/100M イーサネット / BluetoothLE 4.2 / Wi-Fi: 802.11 b/g/n/ac
インターフェース HDMI端子, コンポジット端子, MIPI DSI, CSIカメラコネクタ, PoEHAT
音声出力 3.5mmジャック, HDMI, I2S
GPIO 40(PWM, SPI, I2C, UART)
電源 MicroUSB / DC
入力電圧 4.8V ~ 5.2V
消費電力 600mA ~ 2.4A
動作温度 0℃ ~ 45℃
サイズ 85mm × 56mm × 17mm / 重さ: 45g

参考