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eucaly 2024年07月10日作成 © MIT
セットアップや使用方法 セットアップや使用方法 閲覧数 247
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HEMS機材を後付けで導入してみる、機材設置編

HEMS機材を後付けで導入してみる、機材設置編

こんにちは、ゆうかりです。

さて今回は。
作業場に、いわゆる「HEMS」を後から導入してみた、そんな記録を残していこうかなと。

留意事項
・各工事は、電気工事士の資格が必要です!
・家屋の什器を弄るため、所有者の許諾など、確認が必要です!
・ホームネットワーク系は、セキュリティリスクがあります、構成には熟慮が必要です!

そもそもHEMSって何よ

「HEMS」とは、「Home Energy Management System」、つまり家屋の各種エネルギー要素を計測、管理する機構、のことです。
いわゆるスマート家電やSwitchBotなどとの大きな違いは、「エネルギー要素計測」のところ、特に電気系は回路別に計測したりするので、ちょっと過剰かな?ってくらいの情報をゲットできます。
そして、このシステムは電気屋さん前提、つまり組み込みはプロ向け、対応する機材もパナソニックだのリンナイだの、大手家電メーカー目白押し、て感じです。
また、電気用のスマートメーター絡みで、「echonet lite」「wi-sun」な無線プロトコルに対応しているものもあり、また有線/無線LANにも対応していたりします、、、が、、、echonet liteが曲者で、UDPだしIPv6だしバイナリやり取りなので、取り回しが非常に面倒くさかったりします。
あと、クラウド的な要素にも対応していますが、主には各家屋のローカルネットで閉じた世界です。
インターネットに接続していなくても、動作します、たぶん。

あとねえぶっちゃけ、結構高い!。
システム全体の構築には、定価ベース、施工込みだと数十万飛びます。
メーカーさんもわかってるみたいで、「太陽光発電」とセットで入れることがほぼ前提なパッケージになってます、今回太陽光発電とか導入してないけどね!。

というわけで、買ってみた

どーん。
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どどーん!。
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こんなもん、後付けでいれるもんじゃないです、マジで!。

HEMSサーバ aiseg2

HEMSは、家屋側に統合するサーバを必要とします。
今回はパナソニックのaiseg2を使うことにしようかと。

aiseg2には、ディスプレイ付き、無しの2パターンがありますが、今回はディスプレイ無しで!。

機材はこんなんです、大きさは10cmくらい、結構小さいです。
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もうね、、、「お前分かってるな?」と言わんばかりの「発電中」な表示が・・・。

ネジは普通の弄り防止トルクスで留まっています。
中身は。
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・・・発電中のLED、フルカラーっぽいっすね、、、光らせてみたい、、、。

裏面は。
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ふむふむ、ARMベースの組み込みLinuxっぽいかんじ。
USBの空きパターンがきになーる感じなのと。
wi-sun用の920MHzパターン/バーアンテナが目立ちまくりな感じで。

ちなみにこいつ、ネットワーク実装がかなりヤンチャです。
DHCPには対応しているのですが、IPのClassDが固定「216」なのが超留意って感じ。
200番台を、固定IP用に振っている作業場環境だと、下手したらコンフリクトしてハマってたかも!。

計測ユニット

サーバだけ入れても、なんもおこらんので。
HEMS対応機器を導入していきます。

まず、「計測セット」
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配電盤に取り付けて、各回路の電流を測るやーつです。
全部で30回線以上の回路電流を一括して測定できます。

いくつかバリエーションがあるのですが、作業場は、配電盤に元々計測用の「CT(カレントトランス)」がくっついている、「スマートコスモレディ型」という配電盤なので。

付属CTは、主幹用の2つのみと、シンプルな感じです。
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設置は、レディ型であれば簡単です。

まずは、配電盤をパカっと開けて。
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左上に飛び出ている電源ハーネスと、主幹ブレーカー下にある回路CT用ハーネスを計測ユニットに接続し、主幹ブレーカー上の電源線に、主幹用CTを2こ、取り付けるだーけ、です。

こんなかんじになります。
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この計測ユニットも、wi-sunを喋るので、aiseg2との接続は無線!、しかもWifiとかに被らない!、て感じです、ステキ!。

太陽光発電などの設備が無い場合、設定も特に弄る必要はありませんでした、100V/200Vの切り替えも自動でやってくれるみたいです。

aiseg2連携ドアホン

さて、aiseg2には画面がありません。
まあhttpでアクセスすれば出てくるのですが、どうせならスマートに画面を愛でたいものです。
と、適当に製品を漁ってみたら、、、ありましたよ、「aiseg2連携ドアホン」なる変態製品がっ!。

早速ポチっとな。
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中身はこんな感じ、画面がデカいっすねえ・・・。
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オープンソース的なやーつをガッツリ使ってるらしく、ライセンスが同梱されとりました。
画面に出す、じゃダメなのかな!?。
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さて、もともと作業場には、同じパナソニックのドアホンがくっついています、たぶん一番安いやーつ。
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こ奴に比べ、縦横共にモニター部が巨大化するのですが、なんとか既存の取り付け位置で納まりそうです。

また、パナソニックのドアホンは、取り付け金具が共通らしく、金具を流用して取り付けることができました、大変ステキ!。
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無事につきました!。
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オマケで、災害情報とか交通情報を自動取得し、教えてくれます。
これはちょうど工事した日にやってた、東西線南砂町線路切り替えのときのやーつ!。
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そして、電気錠連携。
電気錠は、「HA端子」という端子で、解錠操作、及び施錠状態の取得を行うことができるのですが。
aiseg2とHA端子の連携は、2万円以上する無線通信アダプタが必要になります、高い!。
なので、今回はドアホンと連携することに。

HA端子はフォトカプラによる絶縁I/Fなので、そやつをロジックに変換するアダプタをかまします。
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・・・3000円くらいしたけど、電気錠解析で色々ゴニョった今のオイラならこれ、もっと安く作れるな・・・。

まあ、、、回路も、フォトカプラ+トランジスタスイッチという、普通の回路かな、と中見て思ったり。
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とにかく。
HA端子のケーブルは、長く伸ばすことをあんま想定してないらしく、このアダプタは電気錠側に取り付け、ドアホン側をインターホンケーブルでながーく接続する構成になります。
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・・・仕方ないとはいえ、3線てのが微妙にうざったいです。

まあコレで、ドアホンと電気錠連携ができました。

HEMS対応給湯器

給湯器、、、こんなもんもHEMS対応のがあったりします。
しかも、リモコン側での対応なので、給湯器そのものを入れ替える必要はありません!。

つーわけで、やってみましょうか。
作業場の給湯器は、リンナイ製品です、施工時に特に指定しなかったので、リモコンは一番安いやーつがついています。

こんなんね。
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さて。
「HEMS対応リモコン」は、居室側のリモコンになります。
リンナイのリモコンには、通信方式が「新方式」と「旧方式」があり、方式が合えば、お風呂側のリモコンと、居室側のリモコンを組み合わせることができるのですが。
HEMS対応リモコンは新方式のやつしかありません、で、今ついているリモコンは旧方式のものです。
えぇ、全交換です。

どーん!。
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壊れてもないのに給湯器のリモコンを取り換える素人さんってどうなのよ!?。

お風呂側はコーキングとかとっぱらって。
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新しいリモコンセット!!。
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居室側のリモコンは、Wifi対応!。
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給湯温度画面はデカいし、使ったお湯、ガス量や料金とかも出まくるし、なかなか楽しい事態になりました!。
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リンクモデルスイッチ連携

パナソニック アドバンスシリーズスイッチには、「リンクモデル」「リンクプラス」という、無線制御対応の壁についているスイッチがあります。
このうち、リンクモデルは、別途電源線が必要だったり、Bluetoothに対応していなかったりするのですが、その分機能が豊富でいい感じ、、、なのですが、、、残念ながら24年の3月で生産完了だったりします。
が、、、既にリンクモデルを一部導入してしまっているので、作業場のスイッチ回りを、リンクモデルに寄せていくことにしてみました。

aiseg2とリンクモデルの連携には、無線アダプタが必要です。
こんなんです。
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リンクモデルは、426MHz帯を使うため、アンテナの長さが必要な感じ、なのでホイップアンテナが飛び出しています。

スイッチは、あちこちからかきあつめてみました!。
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どーん!。

で、こいつは4線なので、、、、まあ色々苦労しつつ、出来る範囲でスイッチを交換してみました。
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かべについている、普通の照明用スイッチが、ひどいことに!。

HEMS連携

まず、アドバンススイッチは、専用アプリでスイッチとコントローラーを連携しておきます。
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こんなかんじ。

あとはaiseg2の画面で、機器連携を見てみるだけ!。
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こんな感じで、同じサブネットにいるLAN上の機器は、ざーーっとスキャンできます。
なおこの一覧にあるシャープの空気清浄機は、、、登録できない機器だったりします、なんで?。

一度登録してしまえば、aiseg2のUIから、操作が可能になります。
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こんなかんじ。

えぇ、、、「このUIをなんとかして弄れば、自動操作できそうよねえ?」。

こんかいはここまで

まあ機材設置編ということで。
ちょっとしたハックを挟んで、今は結構面白いことになっているのですが、そのへんは次の機会にでも!。
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なぜか、キャラは、ペンギン。

以上です。

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いつも、てきとうです
  • eucaly さんが 2024/07/10 に 編集 をしました。 (メッセージ: 初版)
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