28P DIPパッケージで お手軽に使える「ATmega328P」ですが、最近は 1個400円まで値段が上がってしまいました。
(2018年4月号の秋月電子「かわらばん」では、230円でした)
そこで、最近 出回ってきた「AVR64DD28 (330円)」を購入して、エルチカをさせてみました。
内部構造がmega328と異なるので、ボードマネージャから「DxCore」をインストール。
機能が豊富なので、「ツール」に表示される項目も 多くなっています。
あとは、「ファイル」-「スケッチ例」-「01:Basics」-「Blink」を選んで、エルチカをコンパイル。
書き込み器として 「MPLAB snap」を接続したのですが、選択できるにもかかわらず ArdiunoIDEからは うまく書き込めませんでした。
そこで、マイクロチップの「MPLAB IPE」を使って 書き込んだところ、書込み成功しました。
※「MPLAB snap」による AVRへの書き込みは、
・MPLAB snapのR48の取り外し
・MPLAB X IDEから アップデートの実行
が必要なようです。
【参考】:https://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/ETN36_MPLAB Snap AVR Interface Modification.pdf
なお、コード内のラベル「LED_BUILTIN」は、「PA7 (1番ピン)」に割り当てられているようです。
安さを目当てに選んだ「AVR64DD28」ですが、MPLAB snapは 7,700円なので、70円の差額で償却するには 110個 書き込む必要があります(笑)。
【24/02/13追記】
ネットの情報を元に、手持ちのCH340G基板で UPDIのライタを作成しました。
399円のキットに ダイオードを1つ追加するだけで、ライタが完成。
Arduino IDEからも「Serial UPDI Slow」を選択して、無事書き込む事ができました。
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marua
さんが
2024/02/10
に
編集
をしました。
(メッセージ: 初版)
Opening
ikkei
2024/02/12
marua
2024/02/13
ikkei
2024/02/14
marua
2024/03/05 -
marua
さんが
2024/02/13
に
編集
をしました。
(メッセージ: CH340Gを使った書込み追記)
Opening
ikkei
2024/03/06
ログインしてコメントを投稿するUPDIはどこの家庭にもあるUSBシリアルがあれば書き込めますよ。https://blog.goo.ne.jp/jh3kxm/s/UPDI
メッセージ ありがとうございます。
手持ちのCH340基板を使って、書き込める事を確認しました。
こちらの方が、使い勝手が良いですね。
はい!おすすめです。
このUPDIからブートローダを書き込めば通常のシリアルからも書き込めるようになります。
シリアルモニタやシリアルプロッタが使えるのでデバッグがはかどります。
ブートローダを書き込もうとしたところ、エラーが発生して うまくいきませんでした。
色々と調べ、「追加のブートマネージャ」の記述を 「http:// ・・・」→「https://drazzy.com/package_drazzy.com_index.json」に変えたら ブートローダを書き込む事が出来ました。
mega328Pは内臓クロックの精度がイマイチだったので ISPで書込みしていましたが、AVR64DD28は内臓クロックの精度が良いので、ブートローダで書き込んだ方が 使い勝手が良さそうですね。
そうなんです。ATmega328Pでは内蔵クロックでシリアル書き込みするとエラーが出ることがあるので外付けの水晶かセラロックが必須だったのですが、これが要らなくなるうえに使えるポートが増えるのでいいことづくめです。