はじめに
Arduino ブートローダーとは、マイコン起動時に最初に実⾏されるプログラムで、Leafony AVR MCUリーフは、工場出荷時に書き込まれています。今回は、ブートローダの書き込み方をまとめてみました。
事前準備
Atmel ICE の用意
ブートローダーの書き込みに必要な装置、「 Atmel -ICE Basic 」を用意します。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-08285/
Atmel Studio 7のインストール
Atmel Studio 7をパソコンにインストールします。
https://www.microchip.com/mplab/avr-support/atmel-studio-7
Atmel Studio 7の書き込み
Atmel ICE と AVR MCU リーフの接続方法
Shieldリーフに、AVR-MCU リーフとUSBリーフを接続し、Atmel ICEを接続しなす。
プログラムの書き込み
-
[Tools]→ [Device Programming..]を選択して、[Device Programming]ダイアログを表示します。
-
Toolから「Atmel-ICE ..」を、Deviceから「ATmega328」を、Interfaceから「ISP」を選択し、[Apply]ボタンをクリックします。
-
Device signatureの[Read]ボタンと、Target Voltageの[Read]ボタンをクリックし、表示が出ていることを確認します。
-
左側の[Fuse]ページを開き、赤枠内の通りに選び、下記項目(図の〇)にチェックを入れます。
HIGH SPIEN
HIGH BOOTRST
-
同ページ、Fuse Registerの下記の表示を確認して、[Program]ボタン→[Continue]をクリックします。
EXTENDED → 0xFE
HIGH → 0xDA
LOW → 0xFD
-
[Lock bits]ページを開き、下記の通り選びます。
LOCKBIT.LB → No memory lock feature enabled NO_LOCK
LOCKBIT.BLB0 → No lock on SPM and LPM in Application Section NO_LOCK
LOCKBIT.BLB1 → LPM and SPM prohibited in Boot Section LPM_SPM-DISABLE
-
同ページ、Lock Bit Registerの下記の表示を確認して、[Program]ボタンをクリックします。
LOCKBIT → 0xCF
-
[Memories]ページを開き、Flash(32KB)の […]ボタンをクリックして、Arduinoが保存されているCドライブから、下記のHEXファイルを選択します。
c:\Program Files(x86)\Arduino\hardware\arduino\avr\bootloaders
\atmega\ATmegaBOOT_168_atmega328_pro_8MHz.hex
※HEXファイルの場所 C:\Program Files (x86)\Arduino\hardware\arduino\avr\bootloaders\atmega
(HEXファイルはArduinoIDEをインストールしていれば入っている。) -
同ページで[Program]ボタンをクリックすると、マイコンへのBootloaderが書き込み実行されます。Verifying Flash....OKの表示されていれば完了です。
まとめ
これだけで、Arduino ブートローダの書き込みができます。
-
tmori
さんが
2020/03/30
に
編集
をしました。
(メッセージ: 初版)
ログインしてコメントを投稿する