前回ブーストコンバータの数式を導出いたしました。なんで、LTSpiceで設計していきます。
あ、TL494のときもそうですが、MC34063のLTSpiceモデルはネットに転がっているので適当に導入してください。

5[V]から12[V]への昇圧を行い、最大負荷電流は500[mA]とします。tonは20[μS]とします。Lは適当に50[μH]と仮定します。
電流連続モードと仮定しデューティ比Dを求めます。
Vo=1−DVi→D=1−VoVi
D=1−125=0.583
続いて500[mA]のとき動作モードの確認をします。
Iz=1−DIo−2LVo−Vi⋅D1−Dton=1−0.5830.5−2×50×10−612−5⋅0.5831−0.583×20×10−6=0.198[A]
Iz=0.198≧0
Izが正値なので出力電流が500[mA]のとき電流連続モードとなります。
つまりコイルに流れるピーク電流は
IL(peak)=1−DIo+2LVo−Vi⋅D1−Dton=1−0.5830.5+2×50×10−612−5⋅0.5831−0.583×20×10−6=2.2[A]
ただしMC34063が不安定なので倍を取って
IL(peak)=2×2.2=4.4[A]
としましょうか〜。
なのでインダクタLは4.4[A]以上流せるものを用意しましょう。

https://akizukidenshi.com/goodsaffix/mc34063a.pdf
出力電圧に対するフィードバック抵抗R2,R3の決定ですが、Vthが1.25[V]なので非反転増幅回路の式を用いて
Vo=1.25×(1+R2R3)
として適当に
Vo=1.25×(1+R2R3)=1.25×(1+2.222)=13.8[V]
家にある部品で作ろうとしたので、目標より2[V]近い誤差が出ましたがまぁいいか〜。

https://akizukidenshi.com/goodsaffix/mc34063a.pdf
Ct(C3)はこのグラフを参考に求めます。

MC34063のdcdcコンバータでこの工夫をされてる方を見ませんでしたが
最近のdcdcコンバータでたまに見る(かも??)、昇圧した出力電圧をMC34063のゲートドライバ(DRCとSWCの先のトランジスタ)に流し込んでMOSFETをしっかり12[V]付近で駆動してあげる工夫ですね。昇圧前の5[V]だとMOSFETがしっかり駆動できるか怪しいことが多いですね。
D3は出力電圧が上がるまでの起動時にゲートを駆動してあげるために電力を供給する補助的なダイオードです、ショットーキーバリアダイオードのように順方向電圧が低いもののほうがいいかもしれません。
このブートストラップ回路はあくまでシミュレーション上での動作に確認が取れただけで、実際うまく行くかは分かりません。

L1が放電して負荷に電力を供給する際、L1からの放電電流が電源に直接流れ込んで、ノイズを撒き散らすことになります。そうならなうよう、C6,C7,C1(MC34063のパスコンも兼ねて)経由で放電電流を短絡して、電源側に流れ込まないようにしてノイズを減らします。もし電流検知用Isns抵抗を取り付ける際は、コンデンサが電源側につくようにしてください。
あと、Isnsによる電流制限でシミュレーションがうまくいかなかったのでVccにショートさせてます。
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rily
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