エレキット TU-8200R
まあ1年ほど前に、組んでみたのでした。
当時の記事は、こちら。
https://qiita.com/eucalyhome/items/30b1c64d58f01b4b06f1
https://qiita.com/eucalyhome/items/b177e5df78507af60ce3
まあ、緊急事態で引きこもり生活が続き・・・。
なんかこのアンプを弄って遊んでました。
弄った記録を、残しておきますとさ。
そもそものきっかけは、FETをぶっとばしたこと
スピーカー配置とか弄って、まあテスト信号でも、と思い。
車用のヘンなソース突っ込んだら、FETが飛びました。
まあ、こんなの流すなよ、と。
https://www.youtube.com/watch?v=Hw6GIEGpVdc
で、嘉穂無線さんから補修パーツをゲット。
微妙に高いのよね。
カップリングコンデンサの交換
真空管からの出力からDC成分を抜くためのカップリングコンデンサ。
もともとはアムトランスのAMCOというフィルムコンデンサを使っていたのですが。
なんとなく、オイルコンデンサなるものに交換。
しかもめっちゃ高いやーつに。
アリゾナキャパシタの、グリーンカクタス、というやつです。
若松通商に在庫が無く、海神無線で購入な感じで。
diyaudioを楽しみつつ
日本ではまああまりアグレッシブな改造記事は無いのですが。
海外フォーラムだと、活発にやりとりがなされていたりします。
代表的なのが、diyaudioさん。
特にココのスレッドが、だいぶ参考になりましたとさ。
https://www.diyaudio.com/forums/elekit/331769-elekit-tu-8200dx.html
スレッド内容を参考にしつつ、交換部品を選定していきましたとさ。
半導体の代替部品探し
もともとキットには、FETとトランジスタが使われています。
FETは、ONセミの「NDF02N60ZH」、トランジスタはKECの「KTA1266-Y」です。
FETは5年ほど前にディスコンとなっており、現状嘉穂無線さんの補修部品以外での入手は厳しそうです。
逆にKECのトランジスタは、往年の東芝な名機「2SA1015-Y」のセカンドソース品、元の半導体がディスコン方針なので、これが使われているみたい。
両方とも、特性が似ていて秋葉原入手が容易な部品に交換を検討しました、とさ。
んでまあ、データシートにらめっこして、FETは東芝の「2SK3566」に、トランジスタは2SA1015-Yに交換!。
温度上昇によるトラブルが怖いので、放熱板と放熱シートも施工してみました。
どうも安定しないので
原因を探り探り。
まずはカップリングコンデンサ。
浮いちゃってる状態だとあまりよろしくないのと、あと大きすぎて抵抗に当たっちゃってます。
あまりよろしくないので、抵抗を裏マウントして。
そして各チャンネルのヒーターんとこにあるPTC、ポリスイッチが。
どうもバラつくので、もういっそのこと取っ払って。
なぜか超高級品のAMRGなる120オームな抵抗に交換。
出力側高域カット用のLPFも、負帰還回路に影響を与えてそうなので。
もともと高帯域気味に部品入れてたのですけれども、ちゃんと正規の値のコンデンサに交換してみたり。
さあフタを閉めよう!ってところで。
交換した15μFなコンデンサが、背が高すぎて当たっちゃってたので。
まあ斜めに加工してみたり。
なかなか楽しい工作が続きましたと。
一応交換部品とか
*動作保証とか無いですよ!、自己責任で!!。
REF | 交換前 | 交換後 |
---|---|---|
Q3,Q4,Q5,Q6 | NDF02N60Z | 2SK3566 |
Q1,Q2 | KTA1266-Y | 2SA1015-Y |
C3,C4,C9,C10 | AMCO104 | C50313 0.1uF |
C19,C20 | 0.33uF | WIMA MKS2 0.33uF |
C7,C8,C11,C12,C23,C24 | 10uF | KXJ 450V 15uF |
C13,C14,C34,C35 | 330uF | OS-CON 330uF 25V |
C31,C32 | 3300uF | UKA1C103MHD |
PTC1,PTC2 | PTGL05AR121M9N51B0 | AMRG 3/4W 120Ω |
LED | フルカラー | 黄緑 |
一通り終えてみて
まあ部品を変えまくったので、最初は位相が揃わないヘンな音でしたが。
慣らしていくにつれ、ステキな空間表現になってきました。
元々気になっていた左右の音質差もある程度緩和されて。
まあ、聞きやすいアンプになってきました、とさ。
まあ、アナログなモノなので、IoTとかからはちょっとだいぶ違いますが。
ネットの知見を組み込んでいけるという意味では、プログラミングに近いのかも知れません。
お金かかるし大変だけどね・・・。
ま、がっつり電子工作できますので、腕試しにいかが!?。
以上です。
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eucaly
さんが
2021/09/11
に
編集
をしました。
(メッセージ: 初版)
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