Arduino_Uno_WiFi
Arduinoシリーズのマイコンボード。初心者向けボードArduino UnoにWi-FiやBluetooth通信機能を搭載し、セキュリティーが強化されたボード。AVRベースの8bitマイクロプロセッサを搭載している。
目次
概要
Arduino Uno WiFi Rev2は、AVRベースの8bitマイクロプロセッサを搭載した初のArduinoボード。
基本的な機能はArduino Uno Rev3を基に、Wi-FiやBluetoothなどのワイヤレス接続やセキュリティが強化されているのが特徴である。
旧型であるArduino Uno Wifi Rev1は現在生産・販売を終了しており、現在はArduino Uno Wifi Rev2のみ販売している。
特徴
Arduino Uno Wifi Rev2は、ATmega4809を基に作られたマイコンボード。
基本的にはArduino Uno Rev3と同じだが、以下の点で異なる。
- 高度なデバッグ機能
- UARTを使って複数のRFモジュールと通信
- ペリフェラル多重化機能
- 暗号プロセッサ
- 正確性を増した計測センサ
- AWSなどのクラウド接続時のセキュリティ向上
AVRベースのATmega4809を搭載
Uno Wifi Rev2では、マイクロチップ社が開発したAVRベースの8bitマイクロプロセッサATmega4809を採用。
このATmega4809には慣性計測ユニットが含まれているため、ロボット開発などにも向いている。
Wifi通信機能
Wi-Fi通信機能としてu-bloxの「NINA-W102」を搭載している。
ArduinoスケッチやOTAプログラミングをサポートする。
開発環境
Arduinoの開発環境についてを参照。
仕様
バージョン | Arduino Uno WiFi Rev.2 |
---|---|
CPU | ATMEGA4809 |
メモリ | 内蔵フラッシュメモリ: 48KB / 6.144KB SRAM / 256B EEPROM |
クロックスピード | 16MHz |
インターフェース | IO: デジタル入出力 ×14(内5本はPWM出力が可能), アナログ入力 ×6 |
ネットワーク | Wi-Fi, Bluetooth |
動作電圧 | 5V |
入力電圧 | 7V ~ 12V(推奨) |
DC電流 | IOピンあたり: 20mA / 3.3Vピン: 50mA |
オンボードLED | 25番ピン |
サイズ | 68.6mm × 53.4mm / 重さ: 25g |