こんにちは、ゆうかりです。
おうち家電をステキ制御できるシステム、色々あるのですが。
なんというか、スマートにやってみたいな、と思いまして。
えぇ、声とか出すの、なんとなくこっぱずかしいですし。
というわけで、スイッチを改造して遊んでみることにしました。
留意事項
・既製品スイッチの分解、改造記事になります、自己責任で!
・改造するスイッチはAC100V用です
・改造後にはAC100Vとか繋げないように、くれぐれも留意願います
・Arduino制御のため、スイッチには5V以下の電圧しか掛かりません、そのため本改造は、電気工事士の資格は不要です
・が!、壁に埋め込みとかやるのであれば、電気屋さんの指導の下で施工してください
スイッチの種類と選定
作業場のスイッチは、「パナソニック」の「アドバンスシリーズ」なのですが。
こいつ、比較的新しいだけあって、スイッチのバリエーションが多くありません。
なので流用していこうかと。
「かべについているスイッチ」は、現行製品では、おおまかに2パターンに分かれます。
標準的なのと、ワイドハンドル型、です。
パナソニックの場合は、こんな感じ。
左の「フルカラー」が標準的なもの、中央の「コスモ(コスモワイド21)」と、右の「アドバンス」がワイドハンドル型です。
実はスイッチ自体の高さは、標準的なのもワイドハンドル型も変わりません。
コスモワイド21は、ハンドルのマウントを工夫することで、高さを稼いでいる構造です。
逆にアドバンスはそんなことしてないので、縦方向が短かったりします。
で。
パナのワイドハンドル型のスイッチは、互換性があります。
普通のかべについているスイッチは、オルタネート動作、つまり押してON、もっかい押してOFFです。
が、単なるプッシュスイッチのほうが、Arduino的には使いやすい感じ。
んで、LEDで遊びたいので、LEDがマウントできる仕様のプッシュスイッチが、、、。
何故かコスモワイド21に存在します。
何用なんだろうこれ・・・。
コイツを改造して、遊んでいきたいと思います!。
各種スイッチの違い
というわけで、各種スイッチを眺めていきましょうか。
まずは、LED表示部の有無の違い。
LED表示部が無いスイッチは、LEDのとこにフタが、、、とかそんなチャチな構造ではなく、ばっちりモールドが埋まっています。
窓の透明部品も当然無い為、穴開けて・・・てのは厳しそう。
次に、アドバンスとコスモワイド21の違い。
灰色のがアドバンスです。
公式には、LEDの色がアドバンスが「白/赤」、コスモワイド21が「緑/赤」の違いだけなのですが。
アドバンスのほうがスイッチプレート内導光板の距離が長い為、また導光板で光が拡散されるため、窓の透明度が違うみたいです。
ま、コスモワイド21のスモークプレートでも、なんとかなるでしょう!。
なお、横着して、スイッチとスイッチプレートの間にLED仕込めるか検討してみたのですけれども。
全く隙間ありません!、残念!。
スイッチの分解
スイッチは、4か所のツメをどうにかすることで、パカっと開きます。
が!、そもそも開けられる構造で作られていないので、キズついたり爪が折れたりします。
まあ、、、100Vで使う場合は、スイッチ開けちゃダメですよ!。
んで、構造は。
スイッチが押されると、上部部品のバネが座屈し、下部部品中央のパネル部材が右に押されることで、スイッチが入る仕組みっぽいです。
今回はプッシュスイッチをバラしてるのでアレですが、オルタネート動作させる場合は、バネ部材か下部パネル部材あたりに工夫があるのかな?。
で、コレがLED部、「ホタルLED」、つまり電源OFFの時光るタイプです。
構造はこんなかんじ。
LEDが500kΩの抵抗で挟まれてる為、100V時にLEDへ、0.1mA流れるっぽいです。
LEDの選定とマウント
みんなだいすき秋月電子で、いくつかLEDを買ってきたのですが。
今回はコレに決めました。
サイズ的にちょうどよさげ、だったのです。
アドレサブルLEDなので、VCC GND DIN DOUTの4線があります。
コイツをスイッチから出してあげる必要があるので、細線を取り付けます。
使用している電線は、UL 3302のAWG32、外径0.5mmしかないし、やらかいし、しっかり半田できるので、こんな用途にはお勧めです。
LEDの組み込み
スイッチプレート付けた状態でも、いい感じに光ってくれています!。
アナログ入力と抵抗分圧
さて、スイッチはプッシュスイッチが3つ。
このままdigitalInputに3つ繋げてもいいのですが、ちょっとオサレにアナログ入力1本でスイッチ入力を処理していきたいと思います。
そのためにはまあ、抵抗分圧ですね。
回路をサクっと。
どうせなら同時押しも検出したかったので、合成抵抗がどうなるか、Excelで計算計算。
いいかんじに検出できそうです。
*スイッチが全部ONの状態、つまり「3つ並列」な抵抗計算は、ちょっと面倒くさいです、注意!。
上記のシートだと、「=(C4C5C6)/((C4C5)+(C4C6)+(C5*C6))」で計算してます。
抵抗の組み込み、配線
使っているスイッチは、電気工事で使う系スイッチ、つまり「銅の単線、φ1.6かφ2.0」にしか対応していません。
抵抗の足なんざ、直径1mmも無いので、まあロックが利きません、スルスルです。
なので、棒端子でも付けて太さを稼ぐ、のですが。
横着して、「フェルール端子」を使っていきます。
こんなの。
コイツをスイッチに突っ込むと、まあステキにがっちりホールドしてくれました!。
最後にLED配線して、Groveコネクタくっつけたら完成な感じで!。
ゲーミングスイッチ
いやあ、、、割とハデに光ります!。
機器制御してみる
制御実装!。
・上:シーリングライト制御、IRコントローラへ制御送信、暖色→昼光色→OFFの繰り返し
・中:AirPlay制御、iTunesへ制御送信、再生時「白」、待機時「赤」に点灯
・下:電気錠制御、前作ったリモコンへの制御、開錠時「紫」、開扉時「黄」、待機時「青」に点灯
いやあ、ステキです!。
やらかしてみて
かべについているスイッチでのスマート制御、かなりさりげなくて、それでいてしっかり制御実装できるので。
大変お気に入りです。
LEDを頑張らなければ、そんなに難易度は高くないので、是非!。
オマケ
こいつの「OFF」は、aiseg2をハックして実現しています。
aiseg2関係のネタは、また別の機会にでも・・・。
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eucaly
さんが
2024/06/12
に
編集
をしました。
(メッセージ: 初版)
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