uchanのアイコン画像

GOWIN EDA Education版がライセンスファイル不要で使えることの検証

uchan 2021年08月31日に作成  (2021年08月31日に更新)

FPGA ボード Tang Nano に搭載されている FPGA チップの開発環境は GOWIN EDA です。通常版はライセンスファイルが必要なのですが、Education 版はライセンスファイル不要で使えることを確認しました。

Education 版の検証

検証したのは GOWIN EDA 1.9.8 Education 版です。EDA を起動してヘルプの About 画面を確認すると次の表示になっています。

GOWIN EDAのヘルプ表示

Educaiton 版のインストール時に表示される使用許諾書には、非商用(non-commercial)、非製品(non-production)の評価目的のみに利用できる、とあります。正確な許諾文はご自身で確認してください。

次の画面は Education 版における新規プロジェクトの作成ダイアログです。

対応するチップは1種類のみ

選べる FPGA チップが GW1NSR-LV4CQN48PC6/I5 のみに限定されています。GOWIN EDA の通常版であれば、ここにずらっと GOWIN 製 FPGA チップが表示されます。

Edcation 版は Tang Nano 開発に使えるか

この GW1NSR-LV4CQN48PC6/I5 はどんなチップなのでしょうか。Tang Nano に搭載されているチップは GW1N-LV1QN48C6/I5 というもので、異なるチップです。シリーズが全く違うので、Education 版では開発できないでしょう。

2021 年 10 月頃に発売されるらしい Tang Nano 4K に搭載されるチップは GW1NSR-LV4C であることが発表されています。Tang Nano 4K のピンアウト図 を見ると GW1NSR-LV4CQN48PC7/I6 であることが分かります。

残念ながら Educaiton 版が対応しているチップではありません。GitHub に公開されている Tang Nano 4K のサンプルプロジェクト を見ても <Device name="GW1NSR-4C" pn="GW1NSR-LV4CQN48PC7/I6">gw1nsr4c-009</Device> となっていて、C7/I6 であることが分かります。

C7/I6 の部分は「スピードグレード」といって、動作周波数のグレードを表す型番だそうです。GW1NSR シリーズのデータシート でスピードグレードを確認すると、C6/I5 と C7/I6 は両者とも同じスピードが記載されています。

C6/I5とC7/I6に差が無い

うーん、どうでしょう。検証してみないことには分かりませんが、Education 版は原則として、Tang Nano 4K の開発には使えない、と思っておくのが正解でしょうか。

uchanのアイコン画像
本業はプログラマですが、昔から電子工作は趣味でやってます。初めてのプログラミング言語はPICアセンブラです。 モジュールを買ってきて組み合わせるだけでなく、部品の動作原理をきちんと理解して回路を設計することに楽しさを感じます。 2021年3月22日に拙著「ゼロからのOS自作入門」を出版します。低レイヤ好きの方、ぜひお手にとってみてください。Amazon→ https://amzn.to/2NP3FUj
  • uchan さんが 2021/08/31 に 編集 をしました。 (メッセージ: 初版)
  • uchan さんが 2021/08/31 に 編集 をしました。 (メッセージ: 型番が分かったので追記)
ログインしてコメントを投稿する