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verylowfreq 2023年06月28日作成 (2023年06月29日更新)
セットアップや使用方法 セットアップや使用方法 Lチカ Lチカ 閲覧数 2315
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Arduino UNO R4 Minima!!! Arm CPUになった最新UNOでLチカする!

Arduino UNO R4 Minima!!! Arm CPUになった最新UNOでLチカする!

とうとう! Aruduino UNO R4が販売開始されました! 引き継いだ部分、ガラッと変わった部分が多くあり、非常にワクワクします!
Arduino UNO R4 is now on sale! It's very interesting!

この記事は、以下の動画の補足記事です。VTuberもやってますので、なにとぞ、動画のほうも見ていってね!

ここに動画が表示されます

概要

Arduino UNO R4は、従来のArduino UNOとの互換性を考慮しつつ、チップがRenesas RA4M1 Arm Cortex-M4 CPUとなりました。
それでいて実売価格が3000円台と、昨今の事情を鑑みると、とても利用しやすい純正Arduinoボードです。

USBコネクタがType-Cになりました。Type-Bやmicro-Bを探し回らなくてもよいのはとてもうれしい。
USB Type-Cコネクタ

準備

純正ボードなので、URLの追加はなく、ボードマネージャーから "Arduino UNO R4"をインストールすれば、利用できます。"renesas"で検索すると、出てきます。

Lチカ

Blinkスケッチが利用できます! 以上!
最新ボード、48MHz Arm CPUでLチカする気分は最高です! ぜひ動画でご確認ください!

USBキーボード

マウスやキーボードになれます。プロダクトページではUSB-HIDにしか言及がないのですが、チップとしてそのような制限はないので、あくまでもライブラリが用意されているのがこれだけ、ということかと思います(あくまで推測ですが)

Arduino公式のマウスやキーボードのライブラリが利用できます。

コードを掲示します。なおUSBデバイスを作るときは、ボタン操作で動作を停止できるようにしておくのがおすすめです。とくにキーボードデバイスが暴走すると、プログラムの再書き込みも難しくなる場合がありますので。(なおUNO R4については、リセットボタンの2回連続押しで強制書き込みモードに入れます)

#include <Keyboard.h>

const uint8_t PIN_BTN = 12;

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
  pinMode(PIN_BTN, INPUT_PULLUP);
  
  Serial.begin(115200);
  delay(1000);

  if (digitalRead(PIN_BTN) == LOW) {
    for (bool ledon = false; true; ledon = !ledon) {
      digitalWrite(LED_BUILTIN, ledon ? HIGH : LOW);
      delay(500);
    }
  }

  Keyboard.begin();

  Serial.println("Ready.");
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  static bool led_on = false;
  static unsigned long ledtimer = 0;

  if (digitalRead(PIN_BTN) == LOW){ 
    while (digitalRead(PIN_BTN) == LOW) {
      delay(10);
    }
    Keyboard.println("Hello from Arduino UNO R4!! ");
  }

  if (millis() - ledtimer > 500) {
    digitalWrite(LED_BUILTIN, led_on ? HIGH : LOW);
    led_on = !led_on;
    ledtimer = millis();
  }
}

治安の悪いLチカ

Arduino UNO R3はAVRチップでピン出力はわりと無茶ができたのですが、UNO R4はArduino公式仕様上はピン当たり8mA出力という控えめな数字になっています(R3は20mA表記)。

とはいえ、ワルいこと、やりたいですよね?

5Vレベルのピンで、デジタルI/Oピンを2つセットでLEDのV+とGNDを分担して、Lチカしました。壊れなくてよかった。
動いている様子は動画のラストを見てね!

Lチカ 2

以下はそのコードです。

const size_t LEDS_COUNT = 7;
const int PIN_LEDS[LEDS_COUNT * 2] = {
  0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13
};
const size_t PIN_LEDS_COUNT = (sizeof(PIN_LEDS) / sizeof(PIN_LEDS[0]));

void init_led(void) {
  for (size_t i = 0; i < PIN_LEDS_COUNT; i++) {
    pinMode(PIN_LEDS[i], OUTPUT);
    digitalWrite(PIN_LEDS[i], LOW);
  }
}

void set_led_on(uint8_t index) {
  index = index % LEDS_COUNT;
  init_led();
  int pin_high_index = PIN_LEDS[index * 2];
  digitalWrite(PIN_LEDS[pin_high_index], HIGH);
}

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  init_led();
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  static uint8_t counter = 0;
  set_led_on(counter);
  counter = (counter + 1) % LEDS_COUNT;
  delay(100);
}

雑記

トータルで見れば、悪くないんじゃないかなと思います。純正ボードでしかもUNOシリーズなので、なんだかんだでサポートは広まるでしょう。
もちろん、いまはまだ販売開始されたばかりなので、いろいろできないことが多いとは思いますが、むしろどんどんできるようになっていく過程が見れると思うと、楽しいですね。

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"verylowfreq" あるいは 「三峰スズ」(VTuber 2023年2月より) です。趣味で電子工作や3Dプリンターを楽しんでいます!
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