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mtyk1t 2020年03月15日作成 (2021年12月07日更新) © CC BY-SA 4+
セットアップや使用方法 セットアップや使用方法 閲覧数 2309
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オーディオ変調テスラコイルキットを解剖する

オーディオ変調テスラコイルキットを解剖する

AliExpress で購入したテスラコイルキットを作ってみました。
キャプションを入力できます
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いちばん大変な2次コイルは、既に巻いたものが入っていましたので、基板の通りにはんだ付けするだけで簡単にできてしまいました。
ただ作るだけというのも芸がないので、回路図を起こして動作原理を解剖してみます。

回路図

BD243で駆動される、回路の下半分は、いわゆる slayer exciter と呼ばれる極めて簡単な自励式発振回路です。
D1はQ2のベース・エミッター間を逆電圧から保護するためにあるので向きが逆なのですが、キットが実際そうなっているので仕方がありません。

オーディオ変調をする仕組みは、乗算回路による振幅変調となっています。いわゆるコレクタ変調です。
80NF70というMOSFETが1個だけという男らしい増幅回路が使われています。おかげでこちらにも放熱フィンが付いています。
オーディオ入力のグラウンドは、回路全体のグラウンドからは浮いていますので、絶縁させなければなりません。間違っても音楽プレーヤーとテスラコイルの電源を共通にしてはいけません。
C1は電解コンデンサーなので極性があるのですが、ここでも向きが逆です。本当に大丈夫なのか心配になってきます。

大体の動作原理は理解できました。頑張れば自分でも作れそうな気がしてきましたね。

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