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MPLAB X IDEからVSCodeへ
PIC開発ならMPLAB X IDEで開発するのが普通ではある
しかしながら、公式でもVSCode用の拡張機能を出しており、それなりに対応に力を入れているらしい。ここではこの拡張機能を試してみた感想を示す。
プロファイル設定を忘れずに
VSCodeではJavaプログラムを書いたり、Raspberry Pi PicoのC言語やPython開発をしたり、様々な拡張機能を入れているので、環境の切り替えのために必ずプロファイルを設定している。PIC開発でも同様に特定のフォルダを設定しつつ、プロファイルで環境を切り替える。
フォルダを開いてプロファイルを設定し、指定の拡張機能をインストールし、MPLABプロジェクトを新規作成しつつ、MPLAB X IDEで参考にするプロジェクトを開いて必要なファイルをコピペしてみた。何の問題もなくWindowsでもMacでも機能するので、特筆すべきトラブルは無い。
何を書きたかったかと言うと
何の問題も無かった、のだから今後もVSCodeでPIC開発を続けるのかと言うと、そんな事はない。その理由は以下だ。
- MPLAB X IDEは不要にはならない。VSCodeとMPLAB Xの両方が要る(本当かな…)
- PICkit4も認識してデバッガーも使える。そう、MPLAB X IDEで普通にできることがVSCodeでも出来ているだけだ。
- VSCodeには#pragma configの自動設定というか設定支援機能がない。MPLAB X IDEでできているのにVSCodeではできない。
- 嫌いな機能ではあるがMCC(MPLAB Code Configurator)のような機能がVSCodeにない。もちろん使いたくない機能ではあるんだが、これまで使えていたものが使えないと損した気分になる。
- VSCodeで出来てMPLAB X IDEで出来ない機能が今のところ見つからない。多分、AI利用などだと思うんだけどPICのような小規模開発で使うかな。
- VSCodeでビット毎の表示方法が出来ない(見つからないだけ?Geminiに聞いたら使い方を教えてくれたが試してない…)。MPLAB Xのシミュレータなら見やすい表示も可能。
そもそもVSCodeに移行する必要があるのだろうか(いや無い)。
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akira.kei
さんが
2025/05/09
に
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をしました。
(メッセージ: 初版)
-
akira.kei
さんが
2025/05/09
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Opening
HakoHiro
2025/05/10
akira.kei
2025/05/11
HakoHiro
2025/05/12 -
akira.kei
さんが
2025/05/12
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ログインしてコメントを投稿するakira.kei様
興味深く拝見いたしました。ところで、最後のビット表示 『TRISAの 0x18』のBit表示が違っていると思いますが・・・・
3ビット目が存在しないけど不定なので、ビットが立っていると思っていいようです。そうすると二進数で01 1011、つまり18ではなく1Bなので合ってはいるはずですが、見難いですよね。
akira.kei様
失礼いたしました。老眼で目が弱っているので 18 と 1Bを読み違いました。申し訳ありませんでした。