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akira.kei 2026年05月31日作成 (2026年06月01日更新) © MIT
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超簡単パワーアンプHT82V739

Pico Audio

Raspberry Pi Picoを使ってオーディオ帯域のI2Sファンクションジェネレータでも作ろうかとPico Audio Packというのを手に入れた。
Pico Audio
CircuitPythonで問題なく出力が出来るし、イヤホン・ヘッドホンが直結できる。ただし、ボリュームが付いてないのでいきなりでかい音がイヤホンから飛び出すおかげで耳がキンキンする。
そこで手持ちのオーディオアンプICであるHT82V739を使って超簡単ステレオパワーアンプを作ってみた。

パワーアンプ諸元

このパワーアンプの簡単な仕様というか諸元を以下に示す。

  • 電源はUSB充電器から取る。5VDCでUSBマイクロBコネクタとする。
  • 入力は普通の3.5mmミニフォーンでステレオで受ける。
  • 初段に二連のA10kΩx2のボリュームを付ける。ノブは大型で。
  • スピーカアウトは6.35mmモノラルフォーンで平行線でスピーカに接続
  • 全体を金属筐体に入れて机上に常設する
  • 筐体は行き当たりばったり加工ではなくちゃんと3Dモデルで検討する。
  • 穴あけガイドなどを3Dプリンタで作ってちゃんと位置決めする

紆余曲折もあったが、そこそこで仕上がった。レタリングまたは塗装についてはちょっと検討中。今もMac miniのオーディオアウトからYouTube Musicを再生中だ。どうせ小さな音でしか聞かないのでボリュームは常に絞り気味である。

外観

紆余曲折というか検討不足というか

中身は以下の写真のようになっている。LED周辺が大きく空いているのは、ここに大量に電解コンデンサを載せる予定だったからだ(予定は未定)。

中身

せっかく3Dモデルまで作ったが、やっぱり作ってから気づくことは多い。
3Dモデル

  • USBマイクロBコネクタを配置したが、ケーブルの太さによって筐体に干渉する場合がある。穴を大きくしたが普段は中が丸見え。
  • USBマイクロBコネクタとケーブルの嵌合には相性がある。出どころ不明のケーブルはゆるゆるで電源が入らないがダイソーのマイクロBならしっくりきた。このトラブルシュートで付ける予定のなかったLEDを追加(眩しいので中に入れた)。
  • 電源用に1000μFx2の電解コンデンサを付けたらUSB充電器が1.7秒周期くらいで発振した。どうせ小さな音でしか聞かないので、電源ノイズはあっても聞こえないことにして電解コンデンサは無しにした。
  • 入力コネクタの位置を間違った。アンプ基板上のXHTコネクタと同じ位置に配置したおかげで蓋が閉まりにくい。
  • アンプ基板で半田付け不良があった。半田が盛られていても導通が無いってどういうこと。
  • 2連ボリュームの片側が効かない不良があり、これも共通GNDの非導通のせいだった。端子を止めているリベットって非導通なのねw。
  • 6.35mmフォーンコネクタの片側はナットを締めると筐体に落ちて共通GNDになってしまう。スピーカはBTLなのでこれじゃだめ。穴を広げ3Dプリンタで絶縁アダプタを追加した。
  • 基板の実装用スペーサが金属だったおかげで電源がショートした。プラスチックナットに変更。
  • 6.35mmフォーンプラグは筐体内に深く刺さるので邪魔になる。バナナプラグでもそれほど改善されない。普通のアンプにように外側で接続出来るようにすべき。

回路はデータシートと同じ

下図の回路のまま2chに拡張してある。

  • Audio Inのボリュームが2連だが秋月の安いやつだと左右差が出て定位がフラフラする
  • 入力のC3は電解コンデンサで「ー」を入力に向けてある
  • 〜CEはGNDに直結
  • 電源のC2電解コンデンサは基板上では0.1μFだけ入れてある。入力部でたくさん入れようとしたら発振してダメだったので、結局、0.1μFが数個しか入ってない。
    回路

結論

区別がつかないのか耳が貧乏なのかアンプとして十分いける。

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機械系エンジニアだが電子工作を趣味としている。週末はひとりバーベキュー。
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